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【読んだ気になれる】太宰治「如是我聞」

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〈要約〉
新聞に四ヶ月ほど掲載されていたもので太宰の思いが綴られたエッセイ。
特に芸術家についての言及が多くなされている。
第一章は、所謂「老大家」について、あまりにも慎みがなく偉そうだ、といった趣旨のことを述べている。
第二章では語学学者について、彼らはただの語学の教師である、と述べる。
「原文で読まないとわからない」と偉そうに言う学者に「それを伝えるのがお前たちの役目ではないのか」と批判する。
第三章、第四章では一、二章を踏まえ、「若い者の言い分も聞いてくれ!」といった悲痛の叫びであった。

 

 

○感想
この作品は共感することが多くありました。特に少子高齢化が問題となっている現代ではこの作品は若者に響くのではないでしょうか。

第一章では太宰が大嫌いな「老大家」について言及していますが、特に印象に残ったフレーズが以下です。

 

私のどうしても嫌いなのは、古いものを古いままに肯定している者たちである。新らしい秩序というものも、ある筈である。それが、整然と見えるまでには、多少の混乱があるかも知れない。しかし、それは、金魚鉢に金魚藻を投入したときの、多少の混濁の如きものではないかと思われる。

 

現代はインターネットの発展で目まぐるしく世界が変わっているまさに過渡期の時代ですが、高齢者優遇、伝統を重要視する日本は中々変化を受け入れにくい国となっています。勿論高齢者の経験や古来からの伝統は尊重されるべきものですが、それにしても若い人の意見、挑戦を良しとしない、受け入れない雰囲気が充満していると思います。本来国とは何度もアップデートを繰り返しより良くなっていくものであり、それは変化を受け入れなければ始まりもしないわけですが、日本はそこの腰が思いように感じます。
そしてそれは太宰の芸術家に対する見方も同じ。「老大家」が若い者の機会を奪うのはいかがなものかと疑問を問いかけているわけですね。

 

 

第二章では次のフレーズが印象に残っています。

 

勉強がわるくないのだ。勉強の自負がわるいのだ。

 

これこそ学校教育に必要な考えではないかと思います。
今の学校の仕組みだと「勉強ができる」「スポーツができる」というわかりやすい特徴でカーストが決まってしまう仕組みになっています。そしてそのわかりやすいカーストの上位にいると、自然とカースト上位にいる自負が身についてしまう。未だに趣味に対する差別などはなくなりませんが、それはこういった仕組みが大きな要因となっているのではないかと思います。

 

 

第一章、第二章の感想は以上になります。
第三章、第四章では作品の主題が綴られているのですが多く言及したいことがあるので次の記事でまた書きたいと思います。

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ネムログ気になったのでライブドアブログからいくつか移行します。

趣味は読書(特に太宰治)、アニメ鑑賞(特に幾原作品)、京都観光。
京都には足繁く通っているので色んな情報を提供できたらと思います。

また、教育実習、学校教員(少しですが)を経験して思ったことも少し書けたら良いと思います。

現在はwebデザインを勉強中。
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