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【名言】太宰治作品名言集1

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太宰の作品は面白いよってことを伝えたいので個人的に読みやすい作品を中心に太宰作品での名言(というより私がアンダーライン入れてるところ)をちょくちょく書いていきたいと思います。
1は初期作品を中心に列挙していきます。ただ最初に読みやすいって言ったのになんですが、初期作品は結構暗い話が多いです。
西尾維新とか好きな人は好きだと思います。

 

 

以下、「葉」より抜粋。

 

死のうと思っていた。ことしの正月、よそから着物を一反もらった。お年玉としてである。着物の布地は麻であった。鼠色のこまかい縞目が織りこめられていた。これは夏に着る着物であろう。夏まで生きていようと思った。

 

芸術の美は所詮、市民への奉仕の美である。

 

一のプロレタリアアトへの貢献、それで沢山。その一が尊いのだ。その一だけの為に僕たちは頑張って生きていなければならないのだ。そうしてそれが立派にプラスの生活だ。死ぬなんて馬鹿だ。死ぬなんて馬鹿だ。

 

安楽なくらしをしているときは、絶望の詩を作り、ひしがれたくらしをしているときは、生のよろこびを書きつづる。

どうせ死ぬのだ。ねむるようなよいロマンスを一篇だけ書いてみたい。

 

 

 

以下「猿面冠者」より抜粋。

 

ほんとうは怒っていないの。だってあなたはわるくないし、いいえ、理窟はないんだ。ふっと好きなの。あああ。あなた、仕合せは外から? さようなら、坊ちゃん。もっと悪人におなり。

 

 

 

以下「雌に就いて」より抜粋。

 

愛することは、いのちがけだよ。甘いとは思わない。

 

 

以下「ダス・ゲ・マイネ」より抜粋。

 

これは別なことだが、いまちよつと胸に浮んだから書いておく。古い質問、「知ることは幸福であるか。」

 

僕はビアヅレイでなくても一向かまはんですよ。懸命に絵をかいて、高い価で売って、遊ぶ。それで結構なんです。

 

君、太宰ってのは、おそろしくいやな奴だぞ。そうだ。まさしく、いや、な奴だ。嫌悪の情だ。

 

君は自分の手塩にかけた作品を市場にさらしたあとの突き刺されるやうな悲しみを知らないやうだ。お稻荷さまを拝んでしまつたあとの空虚を知らない。君たちは、たつたいま、一の鳥居をくぐつただけだ。

 

わかつてゐます。けれども、僕は生きて行かなくちやいけないのです。たのみます、といつて頭をさげる、それが芸術家の作品のような気さへしてゐるのだ。僕はいま世渡りといふことについて考へてゐる。僕は趣味で小説を書いてゐるのではない。

 

君はまるはだかの野苺と着飾つた市場の苺とどちらに誇りを感じます。登龍門といふものは、ひとを市場へ一直線に送りこむ外面如菩薩の地獄の門だ。けれども僕は着飾つた苺の悲しみを知つてゐる。さうしてこのごろ、それを尊く思ひはじめた。僕は逃げない。連れて行くところまでは行つてみる。

 

眼が覚めたら、僕たちは生きて居れない。

 

君を好きだから、君を離したくなかつたから、海賊なんぞ持ちだしたまでのことだ。君が海賊の空想に胸をふくらめて、様々のプランを言ひだすときの潤んだ眼だけが、僕の生き甲斐だつた。この眼を見るために僕は今日まで生きて来たのだと思つた。僕は、ほんたうの愛情といふものを君に教はつて、はじめて知つたやうな氣がしてゐる。君は透明だ、純粋だ。おまけに、――美少年だ!

 

ほんたうの愛情といふものは死ぬまで默つてゐるものだ。

 

──こうしてお互ひに生きてゐるといふのは、なんだか、なつかしいことでもあるな。

 


以下「二十世紀旗手」より抜粋。

 

神も仏も五十歩百歩、大差ござらぬ。

 

お金持ちの人ほど、お金にあこがれるのね。お金かせいでこさえたことがないから、お金、とうとく、こわいのね。

 

──ええ。だめですねえ。これ、ほかの人書いて下さった原稿ですが、こんなのがいいのです。リアルに、統計的に、とにかく、あなたの原稿、もういちど、読んでみて下さい。そうして、考えて下さい。
──ぼく、もとから、へたな作家なんだ。くやし泣きに、泣いて書くより他に、てを知らなかった。
──失恋自殺は、どうなりました。
──電車賃かして下さい。
──…………。

 

ああ、どのようなロマンスにも、神を恐れぬ低劣の結末が、宿命的に要求される。悪かしこい読者は、はじめ五、六行読んで、そっと、結末の一行を覗き読みして、ああ、まずいまずいと大あくび。よろしい、それでは一つ、しんじつ未曾有、雲散霧消の結末つくって、おまえのくさった腹綿を煮えくりかえさせてあげるから。

 

もののみごとにだまされ給え。人、七度の七十倍ほどだまされてからでなければ、まことの愛の微光をさぐり当て得ぬ。嘘、わが身に快く、充分に美しく、たのしく、しずかに差し出された美事のデッシュ、果実山盛り、だまって受けとり、たのしみ給え。世の中、すこしでも賑やかなほうがいいのだ。知っているだろう?

 


引用からもわかるように太宰の初期作品は暗いです。しかし、どの作品も太宰の本質が見えるような作品であり、また太宰が最も「書く」といことについて探っていた時期なので書き方もまだ荒削りでありながら才能の原石を見るような感覚になれて非常に興味深い作品が揃っています。

個人的には「ダス・ゲ・マイネ」が大学でも研究した思い入れの作品でもあるのでおススメです。「芸術とは?芸術家とは?」に言及した作品であり、その問いに対して太宰自身面白い結論を出しているのでそのこともそのうち記事にもしたいと思います。
太宰作品はどれも無料で読めるので気になった方は是非読んでみてください。

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Comments from NEMber
7zoesan
2019-05-21 06:08:27ID:118812

>>Yonnsann::さん
その後まで!自身の経験の中で揺れ動くセリフとは面白いですし人間らしくもありますね!

Yonnsann
2019-05-20 22:57:00ID:118743

>>7zoesan::さん
これが面白くてその台詞の後にそれを「バカげたこと」と否定しているんですよね。
また、後の作品では奥さんに不倫されたことなど様々な出来事が重なり「愛は言葉だ」と度々作品で述べるようになります。

7zoesan
2019-05-20 21:23:02ID:118666

ほんたうの愛情といふものは死ぬまで默つてゐるものだ。
浮気??したときの言い訳かな??

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ネムログ気になったのでライブドアブログからいくつか移行します。

趣味は読書(特に太宰治)、アニメ鑑賞(特に幾原作品)、京都観光。
京都には足繁く通っているので色んな情報を提供できたらと思います。

また、教育実習、学校教員(少しですが)を経験して思ったことも少し書けたら良いと思います。

現在はwebデザインを勉強中。
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