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【映画】おすすめアニメ映画

nem4.75xem (5)
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2019-06-11 12:09:53
【映画】おすすめアニメ映画

前に個人的映画ランキングを洋画編邦画編と分けて紹介しました。
今回はアニメに限定していくつかおすすめを紹介したいと思います。

アニメは実写では表現できない演出や世界観があり、また別の楽しみ方ができるので馴染みのない人などは参考にしてもらえると嬉しいです。

 

 

○『東京ゴッドファーザーズ』

 

〈あらすじ〉

東京・新宿。元競輪選手のギンちゃん、元ドラッグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキのホームレス3人は、町の片隅で威勢よく生きていた。そんな彼らはクリスマスの夜、ゴミ置き場の中からひとりの赤ん坊を見つける。ギンちゃんは、すぐに警察に届けるべきだと主張するが、ずっと赤ん坊を欲しがっていたハナちゃんは、勝手に“清子”と命名して大はしゃぎ。結局、ハナちゃんに押し切られる形で3人は自分たちで清子の親探しをすることに。手掛かりはスナックの名刺と数枚の写真だけ。それでも3人は希望を抱いて奔走するのだが…。

 

今敏監督の有名な作品です。今敏監督といえば代表作に『パプリカ』『パーフェクトブルー』があげられます。
この監督は日本での知名度が世間的に浸透しているわけではありませんが、海外での評価は非常に高く、新たな演出方法を多く生み出したとして、現代ハリウッド映画の演出の基になったとも言われています。『ブラック・スワン』なんかは完全に『パーフェクト・ブルー』のオマージュですね。

 

そんな今敏監督作品の中でも『東京ゴッドファーザーズ』は話の展開もわかりやすく、ギャグも多く盛り込まれており、そして最後にはあたたかい気持ちになる、観やすくて楽しい作品になっています。
今敏監督作品を観たことない方はこの作品から入るのがおすすめです。

 

 

○『千年女優』

 

〈あらすじ〉

小さな映像制作会社の社長・立花は、かつて一世を風靡した昭和の大女優・藤原千代子のドキュメンタリーを作るため、人里離れた千代子の邸宅を訪れる。30年前に突如として銀幕から姿を消し、隠遁生活を送っていた千代子は、立花が持参した1本の鍵を見て、思い出を語りはじめる。千代子の語りは、いつしか現実と映画のエピソードが渾然一体となり、波乱万丈の物語へと発展していく。

 

こちらも同じく今敏監督作品。個人的にこの映画が最も今敏監督の特徴が表れているのではないかと思います。
というのも、今敏監督作品は何れも「現実世界と幻想世界の境目を曖昧にする」手法が取られています。先に紹介した『東京ゴッドファーザーズ』でもそうなんですが、登場人物に現実で起こっていることと、登場人物たちの空想の世界を曖昧に描くことで、視聴者を混乱させ疾走感と臨場感を与えます。

 

『千年女優』ではいっそ狂気とも思える女の恋を、現実と芝居を織り交ぜこれでもかというほど曖昧にすることで、その想いの激しさを表している大変良作になっています。

 

ラストで極端に評価が別れている作品になっていますが、私はとても素晴らしい終わり方だと思いました。

因みに音楽は平沢進さんが手がけており、平沢さんの音楽先行で作られた作品でもあるらしいのでその辺も見所です。

 

 

○『ブレイブストーリー』

 

〈あらすじ〉

どこにでもいる平凡な小学5年生のワタルは、父親の家出と母親の自殺未遂を機に不幸のどん底に突き落とされてしまう。あまりにもつらい自分の運命を変えたい気持ちに駆られたワタルは、転校生のミツルに教えてもらった“運命を変える扉”を開け、ありとあらゆる冒険が待つ幻界へ飛び込むが……。

 

この作品は当時とても話題になりましたね。声も松たか子がしているということでメディアでもよく見かけました。
原作は宮部みゆきの小説です。やはりプロはすごいなあと思ったのが、普段大人向けの難しい話を書く宮部みゆきがここまでワクワクする冒険小説書けるということです。ジャンルの幅が広いですよね。

 

この作品はとても勇気を与えられる作品となっています。特にワタルとミツル、二人の願いがどちらも痛々しく、その願いを叶えるために互いに対立してしまう様は胸が締め付けられます。しかしラストは余韻が残る爽やかな終わりになっており、とても感動する終わりとなっていました。

 

また、主題歌の「決意の朝に」も作品に非常に合っており、この物語を一層引き立たせています。

 

 

○『クレヨンしんちゃん〜嵐を呼ぶオトナ帝国の逆襲〜』

 

〈あらすじ〉

春日部に誕生した“20世紀博”。そこはひろしやみさえたちが育った70年代のテレビ番組や映画、そして暮らしなどを再現した懐かしい世界にひたれるテーマ・パークだった。大人たちは子供そっちのけで“20世紀博”に熱中していくのだったが……。

 

これはもう名作中の名作ですね。
昭和を生きたオトナたちが過去に取り残されるか未来に向かって走るかの選択の物語です。

『クレヨンしんちゃん』シリーズの印象を大きく変えた作品でもありました。

 

今はその未来である平成ですら過去になりましたが、令和の今、未来に生きようと奮闘した彼らの物語をもう一度観てみるのも良いのではないでしょうか。

 

 

○『聲の形』

 

〈あらすじ〉

聴覚障害を持つ西宮硝子が転校してきたことで、小学生でガキ大将だった石田将也は大嫌いな退屈から逃れる。しかし、硝子とのある出来事のために将也は孤立し、心を閉ざす。5年後、高校生になった将也は、硝子のもとを訪れることにした……。

 

こちらは以前紹介した『リズと青い鳥』を手がけた山田尚子監督の作品。

原作は漫画でかなり内容がエグいのですが、映画はそれを少し柔らかくして主人公に焦点を当て上手くまとめていました。

 

身体障害といじめをメインテーマとして扱っているため、内容はかなりしんどく考えさせられます。あくまでフィクションなので綺麗事として観てしまう部分もあるのですが、原作者の「登場人物全員嫌い」という言葉と、「誰もが彼らの誰かに成り得る」という点で観ると心に刺さる部分が多いです。

 

また、この作品は山田監督特有の淡い色彩で描かれており、全体的に優しい印象を与えます。だからこそその内容の重さが余計響くのですが、そのアンバランスさと優しい色合いをした世界がラストに生かされ感動を与える作りになっています。
観るのにかなり気合のいる作品ではありますが、観て損はないので機会があれば是非観て欲しいです。

 

 

○『リズと青い鳥』

 

〈あらすじ〉

北宇治高等学校吹奏楽部でオーボエを担当する鎧塚みぞれと、フルートを担当する傘木希美は、ともに3年生となり、最後となるコンクールを控えていた。コンクールの自由曲に選ばれた「リズと青い鳥」にはオーボエとフルートが掛け合うソロパートがあったが、親友同士の2人の掛け合いはなぜかうまくかみ合わず……。

 

これについては前の記事で散々語りまくりました。
本当にこの作品が大好きで何十回と観ている作品なので観たことがない方は是非観て欲しいです。

ここでは観る際に注目して欲しいところについて簡単に書かせていただきます。

 

まずはやはりその淡い色合いの美しい映像。『聲の形』同様山田監督作品である本作品は『聲の形』以上に細かく、少女たちに焦点を当てて描かれており、それを彩る色彩も非常に細かく丁寧に描かれています。場面によって絵のタッチ、塗りのタッチを変えたりと工夫が沢山なされているので、そこに注目してみると楽しめるのではないかと思います。

 

次に音楽。音楽は牛尾慶輔が担当しており、この映画に合わせて特殊な技法で作られています。
それは「デカルコマニー手法」を用いているということ。「デカルコマニー手法」とはランダムに紙面に垂らした水彩を折りたたみ一つの絵画を生み出す画法なのですが、この作品ではそれを用いて水彩絵の具が色付くところに音符を足して一つの音楽に仕上げたということらしいのです。
「デカルコマニー手法」そのものが、決して合わさることはないみぞれと希望を表しているということから作られたらしいのですが、こんな細部まで考えて作られているからこそ非常に完成度の高い作品になっているのだと納得しました。

 

そして少女の仕草。

色彩、音楽の繊細さが少女たちが織りなす言葉にできない心の揺れをその細かい仕草、それこそ睫毛の震えや手をそっと添える動作、髪を優しく撫でる様子などの細かい動きを際立たせ、触れてしまえば一瞬で壊れてしまいそうなほどの彼女たちの時間の脆さを際立たせています。

 

以上の三点に注目してもらえると、作品を一層楽しく観てもらえるのではないでしょうか。
(『リズと青い鳥』についてはこちら【 https://nemlog.nem.social/blog/22705 】にも書きましたので参考にしてください)

 

 

○まとめ

まだまだ素晴らしい作品は沢山あるのですが、特に私の印象に残った作品をあげさせて頂きました。また、ジブリ作品が一つもあがっていませんが、ジブリはあまりにも好きな作品が多すぎるのでまた別の機会にジブリのみで扱いたいと思います。

 

もし一つでも気になる作品があれば是非ご覧になってください。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

Comment
hukushima
hukushima
2019-06-11 17:24:12ID:124937

>>mizinco::さん
参考にして頂けたのなら幸いです^^
どれも素敵な作品なので是非ご覧になってください!

mizinco
mizinco
2019-06-11 16:15:16ID:124929

アニメ映画大好きなので参考になります!
オススメポイントも詳しくてありがたいっす٩(๑òωó๑)۶

この記事を書いた人
趣味は読書(特に太宰治)、アニメ鑑賞(特に幾原作品)、旅行。 エンジニア見習い。 日々の色々を共有しながらnemのことについても学びたいと思います。