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そこは静かな水面のように

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和泉 2019-11-05 22:42:18

 

僕は夜の街を歩くのが好き。

 

最近は飲み会的なものが少なくてそういった機会に恵まれることはほとんどないのだけれど、

酔っ払ったまま夜中の街を放浪するのがちょっと好きなんです。

 

 

先日、友人から突然飲みに誘われたので行ってきました。

ダメな大人の典型な僕はその飲みが終わってから自宅に戻り、ゲームをしながらさらにお酒を嗜んだわけですね。

 

医者に「夜更かしはいかんぞ」とか「アルコールの飲みすぎはいかんぞ」と怒られているものの、仕方ない。

たまにはそういう夜もあるものなんだよきっと。人間だもの。

 

そして飲み続けた深夜2時。

ああ、そうだ、外に出ようと。特に用事はないのだけれど、駅前をぶらついて来ようと。

ふと思い立ち、出かけました。

 

 

僕の住んでいる場所はベッドタウンもベッドタウンで、駅前にも繁華街らしい繁華街はないんです。

深夜2時過ぎ、ベッドタウンの駅前。終電はとっくに終わっているし、もちろんお店も終わっている。

飲み屋が少し開いてはいるけれど、もちろんこんな時間に新規の客なんて来るわけもなくて。

 

そんな寂しい時間の寂しい駅前なのだけれど、人がゼロかというとそうでもない。

駅前のロータリーには数人いるわけです。ただ突っ立っている人や、壁に寄りかかったままスマホをいじっているだけの人もいる。

タクシーを待っているのかな? とは思うものの、タクシー自体は何台も待機していてそういうわけでもない。

 

困ったことに仕事が押してしまい、気づけば午前2時。帰ろうにも、足がない。タクシーもいいけれど、できれば出費は押さえたい。奥さんに迎えに来てもらおうかな。

 

 

そんなことを考えているんじゃないかなぁ? なんて妄想をしながら、僕はその脇を通りすぎるわけです。それが楽しい。たぶん伝わらないね、気持ち悪いおじさんだね。

 

 

そこからさらに、駅の改札の前まで行く。

 

酔っぱらったおじさんが手すりに寄りかかり、うつろな目で遠くを見ていた。

大学生ぐらいの男女数人のグループが、わいきゃい騒ぎながら歩いていた。

 

そんな彼らの横を過ぎながら、やっぱり妄想をしながら通り過ぎる。

 

酔っぱらったおじさんは完全に出来上がっていながらも、家には帰りたくないんじゃないんだろうか。

待っている人がいるのか? いたところで、なんとなく家に帰りづらい精神状態なのかもしれない。

または家に帰ると現実に戻りそうで、まだ飲んで楽しかった余韻に浸っていたいのかもしれない。

 

大学生ぐらいの男女グループは今までどこかで飲んでいたのだろうか?

あのぐらいは体も元気で、精神も元気で、楽しいものはたくさんあって。

あの中で恋愛関係だったりとか、ちょっといいななんて思っている関係だったりとか、色々あるんだろうか。

 

 

そんなことを想像しながら、次はショッピングモールの前までたどり着く。

 

ショッピングモールの前には2グループぐらい。

ショッピングモールの一角にはコンビニが入っていて、その前には花壇の前が座席のようになっているエリアがある。

彼らはコンビニで買ったアルコール片手に、大騒ぎするわけでもなく、静かにゆったりと語り合っていた。

 

 

何を話しているかはわからないけれど、なんだか落ち着いた雰囲気で話しているようだった。大学生よりも大人びた雰囲気。

もしかしたらレイトショーでも見た後、ご飯を食べて、ちょっと飲もうか? なんて話にでもなったのかもしれない。

 

僕はそのあと、駅前をぐるっと回って家に帰って寝た。

それだけで満足で。

この深夜の散歩で出会った一番やべーやつっていうと、たぶん僕なのだけれど。

 

 

僕は夜の街を歩くのが好き。

 

 

こうやってしょーもない妄想をしながら歩くっていう、しょーもない行動をしているのだから、

職質をされたら「あっ……あっ……」なんてカオナシかよってぐらいの返答しかできないのだけれど。

 

 

昼間は人が多い駅前が、真夜中になると全然ひとがいなくなる、という状態が好き。

もちろんそれは当たり前のことなのだけれど。

 

駅前にはまだ人の声があっても、5分も歩けば人がいなくなり、ろくな物音も聞こえなくなる。その変化もたまらなく好きで。そりゃみんな寝てるから静かなんだけれども。

 

 

 

僕は昔、夜の学校の近くまで行って、そこが凄い怖い場所に思えたことがあった。

 

じゃあ普段から学校にビビッていたかというとそういうわけでもなくて。

学生時代はそれが日常だったわけだから、怖くないのは当たり前なのだけれど。

 

昼間の学校はたくさんの人がいるんだよね。

もちろん学校は昼間やっているわけだから当然だし、僕が通っていた時間も昼間だからその通りなのだけれど。

でも夜になるともちろんそこには誰もいない。

 

たぶん、

「学校=明るく、人が多く、騒がしい場所」なんてイメージが頭に刷り込まれていて、

それが夜に来ると、

「学校≠明るく、人が多く、騒がしい場所」となることで、

昼間とのギャップ差が心を不安定にするんじゃないか?

なんて。

 

 

もちろんそんな考えは間違っていて、

単純に暗いと見通しが悪いからね? 不安になるってこともあるんだと思う。

 

暗くなると認識能力が落ちるし、バグる。

昔の人は夕方になれば逢魔が時とか言い始めちゃうし。

子供の時は常夜灯で照らされた布団の皺やら木の節やらが、どいつもこいつも顔に見えて困っていたし。

 

大人になってからはそんな認識バグは起きないのだけれど、

それでもやっぱり夜の学校は怖いと思う。

 

 

そんなことを言いつつ夜の街を歩きたくなり、たまに歩いてしまうのはきっと、

「いつもと違ういつもの場所」という非日常に胸を高鳴らせたくなるからなんだろう。

 

特に用事もなく、深夜の駅前で缶コーヒーでも飲みながら、ただ周りを見る。

ただそれだけで、ほんの少し楽しい。

 

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Comments from NEMber
和泉
2019-11-07 08:35:44ID:158054

>>matsuno::さん
そういうのもいいですよねぇ。

matsuno
2019-11-06 22:30:37ID:157968

東京にある豊島園に行った帰り、誰も乗客のいない終電列車に乗って池袋に帰るのが好きでしたねえ。

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湘南のポエマーを目指しているおじさん。

「実行力のあるやつはプレイヤーだ。実行力がないから、ポエマーなのだ」

ポケットの中の少ないNEMと共に、未来を見つめたいと思っています。
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