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【NEM技術勉強会】マルチシグオプトイン【Symbol移行】

nem1029xem (9)
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2020-09-18 03:53:35
【NEM技術勉強会】マルチシグオプトイン【Symbol移行】

お久しぶりです。Symbolのオプトインが開始されました。普通のオプトインはわかりやすかったのですが、マルチシグのほうはちょっと複雑だったので、簡単な解説記事を書いておきます。

 

オプトインは、Symbol用のアカウント(つまり秘密鍵)を新しく作って、現在使っているNEMのアカウントと結びつけます。そのためのメッセージを、NEMブロックチェーンに刻む作業です。メッセージ本体はブロックチェーンで公開されますが、新しく作ったSymbolアカウント、特にニーモニック(24個の英単語)は、秘密鍵と直接結びついているので、決して公開しないように注意してください。

 

ここでは、マルチシグアカウントのオプトインについて手順を追って解説していきます。個々のシングルアカウントのオプトインを先に済ませて、手元にペーパーウォレットを用意しましょう。それではスタート。

 

 

オプトインバージョンのNEMウォレットで、マルチシグトランザクションを起こす権利を持つアカウントのオプトインが終了したところです。マルチシグ用オプトイン画面は赤丸で示したタブをクリックすると出てきます。

 

 

すると、マルチシグアカウントを選ぶ上の画面が出てきます。緑のチェックが入ったアドレスが3つありますが、これがマルチシグの署名権を持ったアカウントのリストです。チェックが入っているのは、それぞれのアカウントについてオプトインが完了しているという意味です。

 

重要なのは、ここにリストされたアカウントすべてが、該当するマルチシグアカウントのオプトインについて署名しないとならないことです。例えば2 of 3(3アカウントのうち2つが署名すれば良い)のマルチシグが設定されていたとしても、ここでは3つすべてのアカウントの署名が必要です。もしウォレットのパスワードや秘密鍵をなくしてしまって、オプトインも署名もできないアカウントがあった場合は、この作業に入る前にマルチシグの登録を解除してやる必要があります。これは公式ページのQ & Aにも書いてあるのですが、意味がわかりにくいですよね。

 

 

さて、次に赤い字でニーモニックと書いてあるところに、ペーパーウォレットを見ながら24個の英単語を書き込みます。バーコードを読み取る環境があれば、ペーパーウォレットのニーモニック用QRコードを読ませるだけで良いのですが、僕はベタ打ちしました。全部入力すると、一番下の「Symbolアカウントのロックを解除する」のボタンが押せるようになります。

 

 

するとこの画面に移ります。マルチシグアカウント用のアドレスとニーモニックが自動生成されます。赤矢印のところで別なアドレス+ニーモニックを作ることもできます。手数料を確認して「Symbolへのオプトインを登録する」を押します。

 

 

すると、このようなポップアップ画面が出ます。ブラウザでポップアップをブロックしていると出ないかもしれませんので、その時はブラウザの設定を確認してください。1. チェックを入れ、2. NEMウォレットのパスワードを入力し、3. 確定ボタンを押します。

 

 

すると、マルチシグオプトインの画面がこのようになります。矢印のところに緑のチェックが入り、残りのアカウントについては赤のバツ印がついていますね。つまり、残り2つのアカウントでも、同じ作業をしないとならないということがここで分かります。

 

 

これが、もう一つのマルチシグ用アカウントで、さっきのニーモニックベタ打ち画面とポップアップを経て(だったと思う)、たどり着いた署名画面です。NEMウォレットのパスワードを入力して署名するボタンを押します。

 

 

緑色のチェックが入れば「成功」です。この作業を、残りのアカウントについても繰り返します。

 

 

すべて緑のチェックになると、ようやくオプトイン終了メッセージが出ます。ここまで来ると妙な達成感がありますね。

 

 

ちなみに、これがマルチシグアカウントのオプトインで生じたトランザクションです。type1〜3は、最初にマルチシグオプトインを開始したアカウントが支払います。type4は、マルチシグ署名するアカウント全部が支払う手数料です。type1はシングルオプトインの手数料ですので、最初のアカウントは2.05XEMを、残りのアカウントは0.45XEMをそれぞれ追加で支払ったようです。

 

このように、マルチシグアカウントのオプトインは、そこそこの手間がかかります。オプトインは急いでやらなくても良い作業ですから、時間のある時にじっくりと取り組むのが良いと思います。それでは良いSymbolライフを。

 

目指せ北海道

 

 

Comment
目指せ北海道
目指せ北海道
2020-09-18 09:21:42ID:207873
>>
やそ

いろいろやり方はあると思いますが、資産を安全に移行するには、多少の工夫は必要でしょうね。僕は大した金額を持っていないので冒険的にやってみましたけど、大口アカウントのオプトインはリスクが伴いますから。

やそ
やそ
2020-09-18 05:49:24ID:207865

一旦マルチシグ解除してオプトインして、Symbol移行後に改めてマルチシグ化するのも手かもしれないですね。

この記事を書いた人
趣味はバイクでツーリングしながら、ブログを書いたり、動画配信したりすること。 ラズパイをバイクに積載して、ボタン一つでYoutubeライブ配信できるシステムを作りました。それを発展させて、XEMの価格を常時監視、取引するボットも作って活用してます。子供の頃から技術書を読むのが好きなので、NEMの技術文書を訳したりもしています。 本業は再生医療研究者です。歯の神経の中にいる「歯髄(しずい)細胞」を活用して新しい医療を開拓するために、しずい細胞プロジェクトを推進中。細胞の流通(トレーサビリティー)管理にNEMを使おうと思ってmijin v.2を導入したんですが、コロナで実用化が全然進みません。管理システムの名称は「ShizuiNet」。