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征夷大将軍:坂上田村麻呂と鬼退治伝説

22.35
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平安時代、東北の「蝦夷(えみし)」討伐を成功させた坂上田村麻呂についてまとめました。

 

渡来系・東漢氏の流れを組む一族。
父は「恵美押勝(藤原仲麻呂)の乱」を鎮圧した「坂上苅田麻呂」です。
田村麻呂の軍人としてのキャリアは23歳の時、近衛将監という下級武官から始まります。
その後、数々の武勇伝を残し、34歳とき、蝦夷の「第2次征東軍」副司令官として大抜擢されます。
このときの位は近衛府少将であったため大和朝廷の若きエリート軍人であったのでしょう。
第3次蝦夷征東軍では司令官として「征夷大将軍」の称号を得、彼の英雄伝説は、未だに語り継がれています。

※源頼朝、足利尊氏、徳川家康など幕府を開いた人物が「征夷大将軍」の称号を欲することになりますが、
もともとは「蝦夷を制する将軍」の役職だったのです。

大和朝廷の本格的な蝦夷との対立は、780年まで遡ります。
伊治城を拠点に蝦夷と戦っていた参議・按察使:紀広純が、部下の伊治公砦麻呂により殺される事件が発生します。
公砦麻呂は蝦夷と通じ多賀城を攻め、大和朝廷に反乱し北方に引き上げてしまう(宝亀の乱(公砦麻呂の乱)
※公砦麻呂が打ち取られた記録がないため、このまま敵対勢力となっていったのかもしれません。

781年、桓武天皇が即位して蝦夷討伐が本格的となります。
784年、第一回目の征夷討伐が計画され、征東将軍:大伴家持、副将:大伴弟麻呂が任命されます。
(しかし、大伴家持の死去により計画が中止します)

788年、征東将軍:紀古佐美、副将:多治比浜成が任命され第一次征東軍が開始されました。
しかし阿弖流為に率いられた蝦夷軍のゲリラ戦により大敗北を喫します。

791年、第二次征東軍。征東将軍:大伴弟麻呂、副将:坂上田村麻呂により、10万の兵が出陣し、大和朝廷の勝利。


797年、第三次征東軍編成。このときの征東将軍に坂上田村麻呂が任命されます。

ちなみにこのときから「征東将軍」→「征夷大将軍」と名称が変わりました。

801年、坂上田村麻呂に率いられた4万の軍が、蝦夷に向かいます。
第三次征東で遂に「坂上田村麻呂」と「阿弖流為」が激突します!
田村麻呂は、苦戦を強いられましたが、胆沢城より更に北に進出するなどの成果を得ます。

802年、蝦夷の阿弖流為母礼が同族500人とともに田村麻呂に降服。
理由は、続く戦乱により土地が疲弊したためとも、蝦夷に農耕、養蚕文化が発展し、戦う理由がなくなったからと言われている。

阿弖流為は、敵将の坂上田村麻呂の器量を認め、田村麻呂阿弖流為を現地官人として「蝦夷」を治めさせようと考えていたと言われています。
坂上田村麻呂は、阿弓流為を伴い京都に向かいました。

しかし、阿弖流為の武勇を恐れた貴族たちにより死罪を通達されてしまいます。
田村麻呂の助命もむなしく阿弓流為は処刑されてしまいます・・・・
阿弖流為が生きながらえて大和朝廷と共存しながら奥州を治めていたら日本史はどうなったのでしょうね・



坂上田村麻呂を調べるうちに、蝦夷の阿弖流為に興味を持ってしまいましたので、そのうち調べてみたいと思います。
阿弖流為は資料が少ないだろうな・・・・。



坂上田村麻呂には3つの鬼退治の伝説があるようなので紹介します。

 

(1)大嶽丸

伊勢国・鈴鹿山で暴れまわっていた大嶽丸という鬼の王がいました。
帝は坂上田村麻呂に3万の兵を託し討伐に向かわせます。
神通力を操る大嶽丸は、峠を暗雲で覆い、暴風雨、雷、火の粉などを振らせて田村麻呂は苦戦します。
田村麻呂は、毘沙門天と千手観音に祈ると「神通の鏑矢」を授かり「鈴鹿御前に助言を求めよ」というお告げを受けました。
 
鈴鹿御前とは鈴鹿山に住む天女で以前から大嶽丸が求婚を迫っているという美女でした。
鈴鹿御前を探して一人で鈴鹿山に入った坂上田村麻呂の元に一人の美女が現れて館に誘われます。
そして一晩を過ごしてしまいます(ワァーオォ♡)(なんて羨ましい)


実は、この美女が鈴鹿御前で坂上田村麻呂と協力して大嶽丸を倒してくれるとのこと。
鈴鹿御前が言うのは、大嶽丸は3つの宝剣に守られているため、それがあるうちは倒すことは不可能。
ただし今、1本は天竺にあり、残りの2本だけが大嶽丸の手元にあるため、鈴鹿御前に油断している大嶽丸を騙して宝剣を奪ってくるので、その隙に倒してくださいと告げます。
鈴鹿御前の策略が成功し宝剣2本を奪うことに成功。
田村麻呂は「神通の鏑矢」を放ち大嶽丸の首を刎ねることに成功します。
その後、田村麻呂と鈴鹿御前は結婚することになり、幸せに暮らしましたとさ・・・・。

しかし、この話はまだ、終わっていなかった!
黄泉の国にいた大嶽丸は残りの宝剣の力により蘇ります。
大嶽丸は蝦夷の悪路王の元に身を寄せ田村麻呂に戦いを挑みます。
毘沙門天の加護を受けた田村麻呂は完全に大嶽丸の息の根を止め、再び復活しないよう「宇治・平等院」にその遺骸を封印しました。
平等院には「宝殿」には「酒天童子」「玉藻前」「大嶽丸」日本三大妖怪の遺骸が今でも封印されているとのことです。

 

(2)八面大王

信濃:有明山にいた鬼
蝦夷遠征に向かう坂上田村麻呂は、有明山の鬼に住民が脅かされているとの噂を聞きました。
そこに清水観音が現れ「13節ある山鳥の尾で弓矢を作れば、一矢目で、闇が晴れ、二矢目で悪鬼が滅び、三矢目で、賊徒が退散する」とのお告げを告げ、神通力を与える「力水」を渡します。

さっそく田村麻呂は付近に「山鳥の尾」を持ってくるように御触れを出します。
しばらくすると弥助という若者が「山鳥の尾で作った矢」を献上しにやって来ました。

しかし「山鳥の尾」を持ってくるようにお触れを出したのに矢を作って献上したのか質問を弥助にすると
「3年前、罠にかかった山鳥を助けた後に若い娘が家にやってきて、幸せな生活をしていたのだが、その娘が「山鳥の尾で作った矢」とこの矢を数年後に訪れる将軍に献上するように」という置手紙とともに姿を消してしまった」という体験談を語りました。

坂上田村麻呂はその「山鳥の尾で作った矢」「力水」による神通力で八面大王に戦いを挑み、見事勝利します。

後日談、八面大王が死ぬ際に流した血が「安曇野」の空を赤くし、赤い雨となり降り注ぎます。
その雨に浴びた人々は原因不明の病にかかってしまいました。
困った田村麻呂「満願寺」という寺を建立し7日7晩祈祷すると、7日目の満月の日に清水観音が現れある「温泉」を湧かしてくれて、そこに入ると万病が治ったといわれている。そこが「中房温泉」と言われているそうです。

 

(3)悪路王

陸奥・達谷窟に住んでいた鬼の大王。
岩手山の姫神悪路王に襲われていると察知した観音田村麻呂に命じて悪路王の征伐に向かわせます。
途中、ひとりの騎兵が軍に現れた。ただならぬ素質を見ぬいた田村麻呂はこの騎兵を先鋒に加えます。
悪路王の居城は後方は岸壁、前方は海という堅固な城であり、慎重で鉄の門を閉め、城から一歩も出てこようとはしなかったため田村麻呂は苦戦します。

その時、あの謎の騎兵が、突如5体に分身し、馬上のまま海上に進むと、どこからともなく黄色い衣を着た20人の者が現れ、それぞれの手に的を掲げた。
謎の騎兵は「これこそ、流鏑馬(やぶさめ)の射礼である!」と弓矢で、すべての的を射抜きます。
この不思議な見世物を見た悪路王と田村麻呂の部下を驚かせて拍手喝さいの大騒ぎになります。
その騒ぎに悪路王は、鉄の門と開けて外に出てきてしまいます。
その瞬間、謎の騎兵の矢が悪路王の両目を射抜き、その隙を見て田村麻呂が切りつけて悪路王を退治することに成功しました。

悪路王は、蝦夷の英雄:阿弖流為がモデルであったとも言われています。

 

これらの鬼退治の伝説は、地域によって多少の違いがありますが、坂上田村麻呂によって退治されることは共通するため、この時代の大和朝廷の叛乱勢力だったのでしょうね?

 

※ちょっと雑文になってしまいましたけど。完


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クリプト歴ヲタ同好会 鬼退治
2018-12-04 23:04:01
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快傑Z 返信
コメント日時:2018-12-05 21:38:21ID:13772

>>のーんのん::さん
それは京都の葵祭ですか?
実は数年間、その流派で修業したことあります。
下鴨神社には参加しませんでしたが・・・・まあ、人前に見せれるレベルになる前に辞めちゃいましたけど。


快傑Z 返信
コメント日時:2018-12-05 21:37:02ID:13771

>>がく::さん
実は一番伝えたい事柄はそのピンクのコメントでした(w)


快傑Z 返信
コメント日時:2018-12-05 21:36:22ID:13770

>>やそ::さん
アテルイというスパコンあるのですね。 これは、一番じゃなくちゃダメだった奴ですか?
二番になっちゃいましたかね(w) 古いネタww


のーんのん 返信
コメント日時:2018-12-05 14:43:13ID:13733

何となく元カノと下鴨神社に流鏑馬を見に行ったことを思い出してツラタンです(´-ι_-`)


がく 返信
コメント日時:2018-12-05 06:53:41ID:13685

いい話がいっぱいかいてあったのに、一晩過ごしたことしか頭に残らないクズが通ります(´>∀<`)ゝ))エヘヘ


やそ 返信
コメント日時:2018-12-05 06:36:25ID:13682

そういえばアテルイって、どこかのスーパーコンピュータの名前になってましたよねー。


快傑Z 返信
コメント日時:2018-12-05 00:56:32ID:13671

>>shinobu::さん
坂上田村麻呂ってマイナーですか・・。
阿弖流為との宿命のライバル対決を軸にした漫画とか出れば面白いと思うのですが(w)


shinobu 返信
コメント日時:2018-12-05 00:48:22ID:13668

歴史の教科書で名前しか聞いたことない人だ!!そして、なんやこの主人公属性は。うらやましい(´・ω・`)


この記事を書いたNEMber

快傑Z
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