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【NEM技術勉強会】4.4 未承認トランザクション(スパムフィルター)

8.27
xem

おはようございます。今日も頑張ってNEM Technical Referenceの勉強をしてみたいと思います。

 

(おしらせ)

  • 4.3のマルチシグについては、自分で使っていなくて理解が追いついてこないので、ちょっと飛ばします。
  • 講義ノート的に書いていますから、公開後、より読みやすくするために随時改訂しています。特に公開24時間以内に、かなり手を入れていますので、一つ前のやつを読んでもらうと、昨日より読みやすくなっているかもしれません。
  • なんとか最後までたどりついたら、一冊のPDFファイルにまとめてアポスティーユ使ってネムストアで格安で売ろうかとか、訳解んないことを考え始めました。

 

では妄想はこのくらいにして、続けます(僕が付けたコメントはで表示されています)。

 


4.4 未承認トランザクション(スパムフィルター)

 

新しいトランザクションが作られて、ひとつのノードに届けられた時、ノードは以下の2つのことをします。

 

  1. トランザクションを未承認トランザクションキャッシュに入れる。
  2. トランザクションを他のノードにブロードキャストする(トランザクション内容が合格のときだけ)。

 

ブロックチェーンの同期ごとに、未承認トランザクションの入札(poll)も行われます。これは、ポート7890が開いていない(そのためブロードキャストを受け取れない=UDPポートのこと?)ノードにも未承認トランザクションを届けるためです。

 

トランザクション手数料が安価に設定されているため、いたずら者が大量の新規トランザクションを送り込んでネットワークの運用を妨害するかもしれません。そのために、未承認トランザクションの最大数を定める必要があります。

 

1番単純なのは、1つのノードが受け取れる未承認トランザクションに最大数を定めてしまうことですが、これだと一般ユーザーのトランザクションにも影響が出てしまいます。攻撃を受けている間も、正当なトランザクションは受け取れるようにしておかなければなりません。また、トランザクションを送付するアカウント側に、送出できる未承認トランザクションの最大数を定めるのもよくありません。なぜならアカウントはいくらでも増やせるから、大量のアカウントを作って送り込めば良いからです。

 

そのため、NEMは特別なフィルター(スパムフィルター)機能を持っています。スパムフィルターが、新しい未承認トランザクションを、受け付けるか拒否するかを決定する仕組みを以下に示します。

 

  • まず未承認トランザクションを入れる1000個のスロットを用意します。
  • 120スロットまでは、すべて受け入れます。
  • それ以上の数(fs個)のスロットが埋まった状態で受け取った未承認トランザクションが、アカウント(原文ではsignerとなってます)Aから届いたとします。その際アカウントAは以下の計算で求めた有効スロット数(fair share)分のスロットを使用できる事にします。
    • 以下の式によって有効スロット数(fair share)を求める。
    • アカウントAが有効スロット数未満の数のスロットを使う場合のみ、新しい未承認トランザクションを受け付ける。

  • トランザクション手数料を増やして、その合計が1000(単位はXEM?)を超えると、より多くのスロットを使うことができるようになる。

 

Figure 3に、すでに埋まったスロットの数に対して、有効インポータンス(eff. importance)0.0001の場合のfair shareスロット数をグラフで示します。攻撃者が大量のスパムアカウントを作ってトランザクションを送り込んだ場合でも、それぞれのアカウントが持つインポータンスが低いならば、大きな影響を与えることはできないでしょう。トランザクション手数料を大きくして攻撃力を上げることもできますが、その分を攻撃者が負担することになります。

 

有効インポータンスが0.0001 の場合の有効スロット数のグラフ(縦軸)

 

上の式のmaxを取っているところは間違っていると思います。左の項は0.01ではなく0.0001です。攻撃者のアカウントのインポータンスが0.001で、1トランザクションあたりの手数料を1000XEMにすれば、300スロットくらいまで埋められそうですが、スロットが満たされるにつれてその条件はどんどん厳しくなっていきます。参考のためその場合のグラフを示します。


 


PoIにおける、インポータンスを使う場面がようやく出てきました。NEMのネットワークを麻痺させるくらいの大量のトランザクションを生じさせるには、高いインポータンスが必要な上、莫大な手数料もかかるようになっているのですね。今回も、勉強に付き合ってくださってありがとうございました。次回は、4章のまとめをしたいと思います。

 

 

目指せ北海道

 


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NEM Technical Rerence 勉強会 トランザクション スパムフィルター
2018-12-06 11:30:51
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この記事を書いたNEMber

目指せ北海道
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趣味はバイクでツーリングしながら、ブログを書いたり、動画配信したりすること。仮想通貨はまだまだ初心者。

nemlogに何を書こうかいろいろ考えたのですが、まずはバイクで動画配信をするための工夫や楽しさ、充実感などを伝えられたらと思ってはじめました。

本職は生物系研究者です。歯の中にいる「歯髄(しずい)細胞」を使って、世界中の人を助ける再生医療事業を起こそうとしてます。細胞の流通管理にNEMのモザイクを使うため、現在悪戦苦闘中。
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