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【小話】細胞流通ビジネスを立ち上げようと思っている准教授のおはなし

nem18.35xem (8)
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2019-01-19 07:51:57
【小話】細胞流通ビジネスを立ち上げようと思っている准教授のおはなし

今年の改元に合わせて、株式会社立ち上げ準備を進めています。ネットで面白い小話を見つけたので、自分の境遇に当てはめてちょっと変更してみました。


岐阜の大学に、捨てられている歯から細胞を集めている准教授がいた。 

准教授が患者から細胞をとってきた。
その細胞はなんとも生きがいい。
それを見たアドバイザーは、「すばらしい細胞だね。大変だったろう?」と尋ねた。

すると准教授は「そんなに長い時間もかからなかったし、たいして手間もかかってない。」と答えた。
アドバイザーが「もっと歯を集めたら、もっと細胞が集められるんだろうね。おしいなあ」と言うと、准教授は、論文を書くにはこれで十分だと言った。 
「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」とアドバイザーが聞くと、准教授は「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから大学に来る。学生とディスカッションをして、学会の仕事を少しして。夜になったらバイクで家に帰って、好きな電子工作をして…ああ、これでもう一日終わりだね」するとアドバイザーはまじめな顔で准教授に向かってこう言った。

「大手上場企業を勤め上げた人間として、きみにアドバイスしよう。いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、細胞を培養するべきだ。それであまった細胞を仲介業者に売る。お金が貯まったら自動培養装置を買う。そうすると細胞の供給は上がり、さらに儲けが出る。その儲けで自動培養装置を2台、3台と増やしていくんだ。やがて細胞工場ができるまでね。そうしたら仲介人に細胞を売るのはやめだ。自前の細胞工場を建てて直接出荷する。その頃にはきみはこのちっぽけな大学を出て大都市に引っ越し、世界へと進出していくだろう。きみは六本木ヒルズのオフィスビルから世界企業の指揮をとるんだ」

 

准教授は尋ねた。 
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」 
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」 
「それからどうなるの」 
「それから? そのときは本当にすごいことになるよ」とビジネスマンはにんまりと笑い、
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」 
「それで?」 
「そうしたら引退して、田舎の大学の名誉教授になって、日が高くなるまでゆっくり寝て、それから大学に来る。学生とディスカッションをして、学会の仕事を少しして。夜になったらバイクで家に帰って、好きな電子工作をして過ごすんだ。どうだい。すばらしいだろう」


研究成果のビジネス化というと、まるでなにかに取り憑かれたように「お金お金」「上場上場」「利益利益」と言う人が集まってきます。いつも「なぜお金を儲けないといけないんだろう」と思います。治らない病気や怪我の人が元気になれる仕組みそのものについてのアドバイスがほしいのに、そこは「専門外」なのです。ですから、日本のビジネスアドバイザーのありがたいお話は、大抵聞き流してしまいます。

近年、ボランティアとは異なるソーシャル・アントレプレナー(社会起業)が注目されています。儲けは出なくても、寄付やクラウドファンディングで資金を集めて、できる範囲でしかやらないから潰れない。大企業、官公庁至上主義では解決できない問題に対処できる起業形態です。

 

目指せ北海道

Comment
目指せ北海道
目指せ北海道
2019-01-19 19:02:25ID:28150

>>やそ::さん>>matsuno::さん>>えっさん&小梅ちゃん@自称nemlogコメンテーター::さん>>YUTO::さん
コメントありがとうございます!

大企業リタイヤ組や官僚は、自分で事業を立ち上げた経験すらないんですよね。あったとしても大企業からのスピンアウトで、成功が最初から約束されてる。そういう人たちに共通しているのは、マニュアルどおりにやればリスクなしで成功するはずという謎の常識。そんなアドバイスで、大学の先生が安易に起業したりすると、失敗ばかりで5年位で潰れてしまう。一方、とにかくやってみないと始まらないからと、でかいリスクを取ると、ベンチャーキャピタルが3年で資金回収しようとするので、もっと早く行き詰まる。

こんな日本で起業するには、ソーシャル・アントレプレナーしかないかなと思うんです。自己資本とクラウドファンディングで動かせば、好きなようにやれるし、自転車操業でヒーヒー言うこともない。短期間にでかい儲けを狙っていくような事業ではなく、できれば30年くらいは継続させたいので、NEMとともに成長するような事業が立ち上げられたらなと思っています。老後の趣味を兼ねてまったりやります。

えっさん
えっさん
2019-01-19 10:56:59ID:27749

株式会社設立テンション高まるぅぇ〜〜〜ぃ(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾

ソーシャル・アントレプレナーなんてものがあるんですね!目からうろこです。
私は、社会起業家と大企業の中間の立ち位置で起こしたいですね!
アメリカンジョークだった話がそのまま実現していく現在の風潮が怖いです。

やそ
やそ
2019-01-19 09:19:47ID:27658

好きなことを好きなようにやれる環境さえあればそれで良いカモ!

この記事を書いた人
趣味はバイクでツーリングしながら、ブログを書いたり、動画配信したりすること。 ラズパイをバイクに積載して、ボタン一つでYoutubeライブ配信できるシステムを作りました。それを発展させて、XEMの価格を常時監視、取引するボットも作って活用してます。子供の頃から技術書を読むのが好きなので、NEMの技術文書を訳したりもしています。 本業は再生医療研究者です。歯の神経の中にいる「歯髄(しずい)細胞」を活用して新しい医療を開拓するために、しずい細胞プロジェクトを推進中。細胞の流通(トレーサビリティー)管理にNEMを使おうと思ってmijin v.2を導入したんですが、コロナで実用化が全然進みません。管理システムの名称は「ShizuiNet」。