【NEMｘピクセルアート】閉鎖国家ピユピルの感動

ねむぐま

6732

2019-02-02 06:30:55

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(1)

「あなたはもう、その手の中にピユピルの民の存在を証明できますか？」

2019.01.31～2019.02.17　まで

東京は阿佐ヶ谷、VOIDにて開催されている

「ヘルミッペ & 高崎悠介 Exhibition『閉鎖国家ピユピル』」

関東に住んでいて、NEMに関する興味があるのならば

必ず行くべき展示会だと言うことを

まず言いたい

「NEM ｘ ART」の一つの答えでは無いのか

今日は最先端のその先に立ち会った

そう心震わせて帰路についた

そんな体験型の展示会であった

■世界観の構成

①デザインによるイメージの拡張と入国審査

　ドット絵アーティストであるヘルミッペ氏がデザインした

　閉鎖国家ピユピルの民や国家のドット絵が多数展示されている

　どの作品もとても素晴らしく、ドット絵での表現であるための

　ある種の隙間感、想像力をかき立たせる余地を残していることが

　さらにピユピルの中に没入していく鍵となっている

※「牛」：ピユピルの民の中では上位の存在

※「ピユピルの国」

②物語性によるピユピルの存在の具現化

　展示会場には、ピユピルの物語が書かれているブックレットが存在する

　閉鎖委国家である最後のユートピア：ピユピルで今何が起こっているのか

　その目で確かめてほしい

　画像は額に入った、抜粋された物語

　ピユピルの民は民により繰り返し複製を繰り返した”せきばん”の

　新たな使い方を求めていた

　「あいの　ことばは　えいえん　あいが　こわれても　ことばは　えいえん」

なるほど、ここまでは

ヘルミッペ氏単独のアート展として充分に成り立つ内容であり

とても素晴らしい展示会となる

だが、今回は

アートｘNEM　アートｘブロックチェーン　

この部分が私にとって（NEMberにとって）最重要なのである

皆さんは「NFT」をご存じだろうか？

※以下、Takasaki氏のnem Advent Calendar 2018より抜粋

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NFT とは Non-Fungible Token の頭字語です。NFT はトークン毎に固有のパラメータを定義することで、

同種のトークンでありながらそれぞれに別の価値を持たせる事ができるトークンです。

価値が違うので Non-Fungible （代替可能性がない）という事だそうです。

NFT がどう使われるかの実例は Ethereum の dApps 「CryptoKitties」を見ると解りやすいです。

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記載されている通り「CryptoKitties」などはとても分かりやすいが

トークン内に固有パラメータを持つことで

それによってユニークなキャラクターが表現させることが出来た

またそれがとても評価されたのは有名なお話

だがここで問題がひとつ

その固有パラメータであるトークン

と

それをキャラクターとして表示させる処理

は

まったく別ものだということなのだ

つまり、いくら固有値の持ったトークンを所持していても

表示させる機能を持つサービスが停止されると

その固有値の価値は限りなくゼロになってしまうのである

このことは、NEM界隈で楽しまれている

NEMのトークン（モザイク）に画像データを紐づけた

イラストモザイクも同様である

私が発行しているモザイクである

「nembear:012」

こちらは、「nembear:012」と言うモザイクに

画像を別処理で紐づけているだけであって

実際に「nembear:012」の中にこのイラストが書き込まれているわけではないのだ

つまり、イラストの紐づけ処理が停止したとすると

「nembear:012」は途端に電子クズとなるのである

これでは、正式にモザイクをアート作品として昇華させることは厳しい

実態は誰でも作成できる電子クズなのだから

アート作品として固有のものとするには

NEMのブロックチェーン上にアート自体を刻み込む為必要がある

そこで、TAKASAKI氏は

サブネームスペースｘモザイク自体に

「ドット絵」のデータを刻み込むことを思いついたのである

これが実現することによって

①モザイクの発行数が見えることで100％リミテッドの作品であることが証明され

②モザイク単独でアート作品として成り立ち

③NEMブロックチェーン上で動くアート作品となった

のだ

感動的すぎる

そしてあまりにもクールじゃないか

　「あいの　ことばは　えいえん　あいが　こわれても　ことばは　えいえん」

感動にはもう一つの奇跡がある

例えエンジニアが物凄い閃きを生んだとしても

アートに消化させるのは別の脳が必要であり

アウトプットがイケてないドット絵になってしまい

ユーザに提供するにいたらないことも多いと考える

しかしそれが、今回は異なる

刻み込まれたデータは

ドット絵アーティストのヘルミッペ氏の作品なのである

そして、そのデータに登場するドット絵は

閉鎖国家ピユピルの民であり

1人しか存在しないのだ（つまりリミテッドワンなのである）

会場には3人の民がモザイクアートとして販売されていた

価格は

１５００　５０００　１００００

となっている

そう！モザイクや暗号通貨から解放された

NEMブロックチェーン上のアート作品は

生みの親であるアーティストによって

その価値が提示されるのだ

素晴らしい！！健全だ！！！！！

そして今日

私はそのうち1枚の作品を購入した

つまり1枚のモザイクが最低でも１５００の価値となったのである

おそらく、過去最高の価格が付いたモザイクなのではないだろうか

私はこの作品を購入することが出来て心から満足しているし

私が購入した時点で、このユニークな作品は倍以上の価値となった

（なぜなら次は私が価値をつける立場となったからである）

これは歴史的なことだと、本気で思っている

そして、ヘルミッペ氏、高崎悠介氏の快挙であると思っている

会場では、3人の民（1人は既に私の手中）以外に

無料で限定配布されているモザイクアートも存在する

是非、会場で入手してほしい

最高にクールだ！