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発達心理学のまとめ

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発達とは何か

発達とは個体の発生から死に至るまでの人間の様々な変化を言いいます。

一方、成長とは身体的、生理的変化を中心とした量的増大を言います。

では、発達の要因は何でしょうか。

 

発達の原因

行動主義を唱えたワトソン人間の発達の原因は生きていく中での環境の中での学習にあると言う考えである環境優位説を唱えました。

一方、ゲゼルは発達の原因は遺伝にあると言う成熟優位説を唱えました。

彼は、身体・運動的にじゅうぶんな時期がくるとレディネスが形成され、短期間の訓練でも早く学習が進むと言いました。

ここでレディネスとは、ある学習を行うための準備状態を言います。

 

シュテルンは、発達の要因は、遺伝と環境の2つの要素の和で決まることを提唱しました。これを輻輳説(ふくそうせつ)と言います。

足し算というのがどういうことかというと、身長を例にとると、遺伝が80%、環境が20%のように考えます。

ジュンセンは、発達の要因は、遺伝と環境の2つの要素をかけたもので決まると言う環境閾値説を提唱しました。それはある性質があらわれるためには、遺伝要因も環境要因も必要だが、性質によって、必要となる環境要因の度合いが異なる、という考え方です。

たとえば身長のような性質であれば、両親などからの遺伝の影響が大きく、どのような環境(育て方、経験)であっても、親の身長が高ければ、子どもも身長が高くなりますが、

絶対音感(耳で聞いただけでドレミ…の何の音かわかる)のような性質だと、両親がその声質を持っていたとしても、環境(音楽に十分に親しんでいるとか、訓練を受けているとか)の影響がないと身につかない、という感じです。

逆に言うと、身長の場合は、環境要因の影響度合い(閾値)が低いが、絶対音感の場合は閾値が高い、ということになります。

 

 

発達段階説

身体や心の行動の発達の特徴的様相を目安にして、発達過程を区分し、段階づけたものを発達段階と言います。

一般に乳児期、幼児期、児童期、青年期、成人期、老年期の6つの区分があります。ここでは青年期までを説明します。

 

(1)乳児期

生後1歳までの期間を乳児期と言い、出生後1ヶ月までを特に新生児期と言います。

この段階では、母子の間にアタッチメント(愛着)が成立し、歩行と言葉を習得します。

 

ここでアタッチメントとは、生まれて間もない乳児が特定の人に抱く感情的な結びつきを言い、ボウルビーが提唱しました。

また、生後8ヶ月になると、母親以外の人物を認識し、見知らぬ人の前では泣きます。これを人見知り(8ヶ月不安)と言います。

この時期は、自力で移動したり食べたりできませんので、人間は胎児で成熟する期間が短く、早く生まれすぎているとポルトマンは主張しました。このことを生理的早産と言います。

またこの頃にアタッチメントが妨げられると、知的発達の遅れや情緒障害などを伴うことがあります。このことをマターナル・デブリベーション(母性剥奪)と言います。

 

乳児期は刷り込みが起きる時期でもあります。

刷り込みとは、動物の生活史のある時期に、特定の物事がごく短時間で覚え込まれ、それが長時間持続する学習現象の一種です。この反応は一定の時期しか成立せず、その時期を臨界期と言います。

 

(2)幼児期

5、6歳までの期間を幼児期と言います。この頃に第一反抗期や、自分の視点しか物事を判断できない自己中心性、物質にも生命があると考えるアニミズムといった特徴が示されます。

 

(3)児童期

12歳ごろまでの期間を児童期と言います。思考や社会性に著しい発達が見られます。

 

(4)青年期

20代半ばまでの期間を青年期と言います。

青年期の前期(思春期)では、心身ともに大きな変化を起こします。

また、親離れをしようとします。(心理的離乳)

 

これら発達段階に関しては色々な人が考えてきました。
そのことを見ていきます。

 

フロイトのリビドーの発達段階理論

この発達理論は、リビドーと言われる性的欲求を用いて発達理論を説明します。それによると、以下の5つの区分になります。

 

・口唇期 

 出生してから1年余りを言います。このころは、哺乳に関わる口唇にリビドーが集中して、吸うことが活動の主体になります。つまり、口の周りに興奮があると言うことです。

 

・肛門期

出生してから1年から3年目の期間で、衣服の着脱や食事、排泄といった生活習慣が身に付く時期です。

 

・男根期

3歳から5歳の期間に相当します。

この頃に異性の親への愛を体験します。そのため、男の子はペニスが去勢される不安を持ち、女の子は男の子が持つペニスが欲しいと思う時期になります。

 

・潜伏期

児童期に相当します。リビドーが抑制され、学校や社会での活動にエネルギーが注がれます。

 

・性器期

思春期以降を指します。性的活動が再開されます。

はじめは混乱しますが、やがて性器が支配的になり、リビドーが全人格的に統合されます。

 

 

ピアジェの発達段階説

この発達理論は、発達とは環境への適応過程と捉え。思考や認知に焦点を当てた知能の発達区分です。

 

・感覚運動期

0歳から2歳までの期間です。

感覚と運動を組み合わせることで、外界を認知し、事故と環境の違いを発見します。また、ものを把握するための探索活動が盛んになります。

 

・前操作期

2歳から7歳までの期間を言います。

この頃に言葉を使い始めますが、抽象化、一般化はされていません。

また、物質には生命が宿っていると言うアニミズムを持ちます。

空間認識において、視点の移動ができず、自己中心的に見ます。

 

・具体的操作期

7歳から11歳ごろまでの期間を言います。

具体的な物事や事象に結びついた論理的な思考ができるようになります。

また、数や量を変えても、外から何もしなければ変わらないと言う保存概念が習得されます。

また、自己中心性から脱却をします。

 

・形式的操作期

11歳から15歳ごろの期間を言います。

抽象的な事柄について、論理的に考えることができます。

なので、言葉や数式などのシンボルを使って考えることができます。

 

 

エリクソンの心理社会的発達理論(ライフサイクル論)

自我の発達に注目して発達段階を分けた理論です。

この理論では、各発達段階における自己の欲求と外部からの制約から、心理社会的危機が生じ、それを解決しようとすると次の段階へ進むと考えられました。

危機は、以下の8段階であり。左側の用語で示された危機をその年齢で克服するのが望ましいが、できなかった場合、右側の問題を抱えることになります。

 

 

ハヴィガーストの発達課題

発達課題とは、特定の発達段階で学習によって達成されるべき課題を言います。

発達段階 発達課題
乳児期 (1)歩行
(2)固形の食物をとること
(3)話すこと
(4)排泄の仕方
(5)性の相違を知り性に対するつつしみを学ぶ
(6)生理的安定を得る
(7)社会や事物についての単純な概念を形成する
(8)両親や兄弟姉妹や他人と情緒的に結びつく
(9)善悪を区別することの学習と両親を発達させる
児童期 (1)普通の遊戯に必要な身体技能の学習
(2)成長する生活体としての自己に対する健全な態度を養うこと
(3)友だちと仲良くすること
(4)男子として、女子としての社会的役割を学ぶ
(5)読み・書き・計算の基礎的能力を発達させること
(6)日常生活に必要な概念を発達させること
(7)良心・道徳性・価値判断の尺度を発達させること
(8)人格の独立性を達成すること
(9)社会の諸機関や諸集団に対する社会的態度を発達させること
青年期 【仲間集団で習得する課題】
(1)同年齢の男女との洗練された新しい交際を学ぶ
(2)男性として、女性としての社会的役割を学ぶ
【人生観の発達】
(1)社会的に責任ある行動を求め、それを成し遂げる
(2)行動の指針としての価値や倫理の体系を学ぶ
【独立性の発達】
(1)自分の身体の構造を理解し、身体を有効に使う
(2)両親や他の大人から情緒的に独立する
(3)経済的な独立について自信をもつ
(4)職業を選択し準備する
(5)結婚と家庭生活の準備をする
(6)市民として必要な知識・態度を発達させる
壮年初期 (1)配偶者を選ぶ
(2)配偶者との生活を学ぶ
(3)第一子を家族に加える
(4)子どもを育てる
(5)家庭を管理する
(6)職業につく
(7)市民的責任を負う
(8)適した社会集団を見つける
中年期 (1)大人としての市民的・社会的責任を達成する
(2)一定の経済的水準を築き、それを維持する
(3)10歳代の子どもたちが信頼できる幸福な大人になれるよう助ける
(4)大人の余暇活動を充実する
(5)自分と配偶者が人間として結びつく
(6)中年期の生理的変化を受け入れ、適応する
(7)老いた両親に適応する
老年期 (1)肉体的な力と健康の衰退に適応する
(2)隠退と収入の減収に適応する
(3)配偶者の死に適応する
(4)自分と同じ年ごろの人々と明るい親密な関係を結ぶ
(5)社会的・市民的義務を引き受ける
(6)肉体的な生活を満足に送れるように準備する
   

 

 

コールバーグの道徳性の発達段階説

人が社会生活を送るとき、何が善で、何が悪なのかを理解して行動していきます。
この過程を道徳性の発達と言います。

コールバーグは、ピアジェの研究を通じて、道徳性は、他律的から自律的になると考え、以下の3水準6段階を示しました。

 

身体の発達

①方向性

発達の方向性としては、一般に、頭部→尾部、中心部→周辺部へと流れます。

例えば、新生児の場合、首を動かせるようになると、ものを握るといった手の動作が自由になります。また、腕や足の大まかな運動ができると、その末端部分も細かい運動調整ができます。

 

スキャモン臓器別発育曲線

人間は発達において、各種の臓器の発達過程は異なるとして、以下の4つのパターンを示しました。

③乳幼児期の身体発達

乳児には、生まれた時から、環境に対して柔軟に適応できる反応が備わっています。

この反応を通じて、環境に対して反応したり、不快な刺激を避けようとします。

そのような反応として、以下のようなものがあります。

把握反射

指や手のひらを押すと、指を握りしめる

モロー反射

音を含む外からの刺激に対する反射。ドアがバタンと閉まるなどの大きな音がしたときや、上体が急に傾いたときなどに、驚いたように両手をパッと開いて何かに抱きつくような動きをします。これは、人類の祖先が大昔に、樹上生活をしていたころの名残ではないかと言われています。

バビンスキー反射

足の裏の外側を指に向かってこすりあげると、親指が甲側に曲がる

他の四本の指が扇のように開くこともある

口唇探索反射

赤ちゃんの口の周りに指先などをあてると、そちらを向いて吸い付こうとする反射反応

 

④第2次性徴

思春期になると、男子は髭などの発毛や精通や声変わりが始まり、女子は乳房の発達や初潮が始まります。この時期を第2次性徴と言います。

この原因は、男性ホルモン(アンドロゲン)や女性ホルモン(エストロゲン)のはたらきにあります。

この時の身体的変化は心理的にも大きな変化をもたらします。
なので例えば、女性の場合は胸の膨らみに戸惑ったりします。
それゆえ、自分を自分として捉えられなくなり、摂食障害を引き起こすこともあります。
そのことを踏まえて、思春期にいる人たちへの気配りが求められます。

 

 

社会性の発達

社会性とは、ある集団で共有している価値観を個人として身に着けるべき態度を言います。

このような態度を身につける過程を社会化と言います。

小学校中学年から、同性同年代の自然発生的な強い結束力も持つ集団を作り、行動します。

このことから、児童期後期のことをギャング・エイジと呼んだりします。

青年期になると、自我の発見を通じて、家族から精神的に独立して自立を図ろうとします。

このことをホリングワース心理的離乳オーズベル脱衛生化と呼んでいます。

このような社会性の獲得には苦難があり、2歳ごろになると親に対して自己主張を言うようになる第一次反抗期や、思春期以降にみられる第2次反抗期があります。

それは、自我の発達からの自己主張と親などの社会的圧力との葛藤から生まれるものです。

この葛藤を乗り越えることで、自我を確立し、社会性を身につけていきます。

 

サイモンズの親の養育態度の4つの型

子どもの性格形成には、親の接し方や育て方が鍵を握ります。

それが以下のようになります。

ここで拒否とは嫌い遠ざけることであり、保護とは子どもを愛し受け入れることであります。

また支配とは子どもに対して厳格で統制することであり、服従とは子どもの要望に答えて自由にさせることです。

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Comments from NEMber
YUTO
2019-03-10 15:36:46ID:77285

>>物愚者::さん
文化か遺伝か、どちらがいいのかを暴くのは難しいかなと思っていますし、暴く理由は純粋に知りたいからとしか言いようがない・・・
本当のところ、よくわかりません(><)

物愚者
2019-03-10 14:24:56ID:77240

>>YUTO::さん

結局、そもそも暴けるのかということと、なんのためにそれを暴くのかという話になるのかなぁと。

暴くにしても、例えば、IQの高さというような今のところ重要とされる能力の氏の影響力を暴く上で果たしてそれは単純な遺伝要因と「因果」で結びついているのか、あるいは単純でなく複雑だとしたらそれを事細かに示せるのか。

これができないうちに、遺伝要因に関する「特に仮説的な性格が強い仮説」が人口に膾炙されれば、その後一次情報が反証されてもなお世間的には強い影響力が残されるので有害だし

更に言うと、そう示された通りであったとして、その後その知見から改善のための手立てが見当たらないとするならばどうなのか?というような話なのかなと。

視力の研究からは視力矯正のために有効な手段が見出されますが、遺伝子の研究から生まれた結論が「バカな奴は何やってもバカなんだから今世を諦めろ」であったならば、それ実用主義的に意味あるの?っていう。

(個人的にこれは流石に言い過ぎだよなぁと思いますが)

YUTO
2019-03-10 14:05:15ID:77227

>>物愚者::さん
遺伝の方が文化よりも科学的に説明できるからなのかな?

物愚者
2019-03-10 13:57:50ID:77221

ワトソンの、ワイに頼めば一卵性の双子でもそれぞれ泥棒と医者にしたるわっていうような極論を論破するために、ゲゼルが遺伝を前面に押し出して、最終的に折衷案が出されても、文化屋より遺伝屋の方が説得力を持ってる件について。

チョムスキーが「そもそも、氏要因の優位性がおおっぴらに説かれること自体が、クロはクロだからこそ何をやってもシロい奴らに追いつけないというような現象の原因になりかねないから、効用の観点から無益であるため無視されるべきだと思う」って言ってたような。

YUTO
2019-03-09 11:06:24ID:76418

>>えっさん&小梅ちゃん🎉nemlogコメンテーター::さん
大学で学んだことをまとめたものだけど、おもしろいと言われると、嬉しいです(^^)

YUTO
2019-03-09 00:39:04ID:76156

>>7zoesan::さん
ここで取り上げた発達段階説は、あくまでも統計的なものでしかないし、例外がありそうな感じもしますし、自分にも信頼性に関してはよくわかりません・・・
でも、ここで取り上げた発達心理学の概要を使って、義務教育課程のカリキュラムが編成されていますし、科学的にどうかはわかりませんが、ある程度は信頼されているのかなと感じています。

7zoesan
2019-03-08 23:55:27ID:76115

YUTOさんのこういうの久々な気がします。いままでのまとめですかね、仕事上発達心理は学びますがよく使うのはスキャモンの発達曲線かな、少年期における運動指導には欠かせないですね。この発達段階の信頼度は調べたことはないけどどうなんだろとふと思いました。

りっすくレンジャー
2019-03-08 23:52:21ID:76108

>>YUTO::さん
ありがとうございます!
参考にさせていただきます❗

YUTO
2019-03-08 22:51:24ID:76039

>>りっすくレンジャー::さん
見出しを綺麗にすることもできます。
見出しに関しては、ここが一番詳しいです。
https://nemlog.nem.social/blog/5505
トップページに掲載するカテゴリーをマニュアルにし、そのマニュアルにすると、nemlogでできることがいっぱい書かれてますので、必見です。

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