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構造から物事を問いを始めることについて。

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「何かを問おうにも、その対象がどのようなものであるかわからないのであればそもそも問えないのだから、まずはその対象の持つ構造を把握しましょう。」

 

これはある段階までは支持できるのですが、行き過ぎるとよろしくないですよね。

 

要は、熱力学の第二法則くらい堅実な仮説で相手をするならよろしくても、フロイトの心の理論から問い始めるのは少々慎重になった方がいいのではという話です。

 

ツイッターをROMっていたら、「小学生に方程式のような形式的な操作は行わせない方がよろしい。」とピアジェの理論に基づいて発言した方が晒されていたのを見つけました。

 

とはいえ、個人的にはピアジェの発達段階理論はアンチが言うほどにデタラメではないと思うのです。

 

アンチ曰く

「児童が形式的操作とされるような抽象度が高い課題に取り組めないという現象は単に語彙の問題により引き起こされるものであり、同じ内容を持ち、かつ、言語的なハードルを無くした単純な課題はクリアできたのだから彼らも形式的な推論能力を持つ。だから本来方程式は解ける。」

とのことですが、似たような話に、狩猟採取部族に対して記号論理学の課題を与えたら全くチンプンカンプンだったのに、具体例に落とし込んだ論理的には全く等しい課題を与えたら正答率がグンと上昇したというものがあります。

 

「ライオンと鹿を用いた推論」は解けるのに「XとYを用いた推論」は無理であるという事について、彼らはこれもおそらく言語の問題(XやYに触れる機会がなかったから)というのかもしれませんが、個人的に、純粋な記号について思考する場合には、具体物を扱う時とまた別の能力が必要になるのではないかと思うのです。

 

もしかしたら、児童が「言語的ハードルをなくした命題的に等しい課題」はクリアできたというのも、その課題は「記号について思考する時に要する能力」を介在させる必要がなかったからかもしれません。

 

であれば、そこにあるのは本当は彼らが言うような言語的ハードルではなかったとも推測できるわけです。

 

しかしながら、ピアジェ自身は推論自体が根本的に不可能と言っている以上やはり誤りは誤りです。

 

ところが、ピアジェのこの理論は未だに教育現場でかなり信頼されている節があるらしい。

 

理論について、それが示す構造は絶対的で神聖不可侵であるという風に思われるようになると、現実がそれに合わせて改変されるという異常事態が発生します。

 

例えば、ソ連においても農民が自ら収穫した作物を政府に徴収される場面があり、色眼鏡を外して観るとそれは明らかに国家権力による搾取なのですが

「社会主義の国においては搾取など存在しない」

とマルクス神とレーニン神が言っている以上、ソビエトに搾取など存在するはずがないので

 

「搾取とは、資本家が自己利益の追求のために労働者が提供した労力に釣り合う賃金を支払わない現象を指すものであり、ソ連に資本家はいないし、件の徴収も公共の福祉の増進という再分配を目的としたものである以上、これは全く非搾取的な行為である。」

 

とかいう頭がおかしい結論が現れたりしました。

 

社会主義以前の世界は全てが搾取の世界であることをニュートンの万有引力の法則に匹敵する事実の発見であるとエンゲルス神自身が言っていたのがより社会主義国家の非搾取的性格を補強します。

 

疑う奴は背教者です。

シベリアかあの世に行方不明にされます。

 

さすがに教師は他人をシベリア送りにする権限は持ちませんが、それにしても構造を神格化する教師が指導にあたると、児童生徒が被害者になりかねません。

 

私の親父も教員ですが、設計や構造を結構好むタチでして、教育学は勿論のこと、例えば、ホーソン実験という社会心理学の知見を「絶対的事実」として語られたことがありました。

 

これは職場の人間関係と作業能率についての関係性を示した社会実験なのですが、今は私の方が多少造詣が深い以上言わせていただくと、こういった類の実験について「特定の原因が決定的な結果を誘発する」という意味で捉えない方が良いかと思われます。

 

熱力学の第二法則も万有引力の法則も厳密にはそうなのですが、信頼性の次元があまりにも違いますよね。

 

ある因果的な関係性とか、一つの系というもの。

こういった構造を何かを捉える際の出発点とする場合、常にその構造が不完全であることを念頭に置かなければならないでしょう。

 

物理学様ですら突き詰めたらそうである以上、不明瞭な性格を大いに有する場合であれば尚更のことです。

 

ところで、「特定の構造によって世界を把握したがる」という傾向について、フロイト的にこれを解釈するならば、

 

「真実はわからないものだ」ということを漠然と知ってしまったことにより、世界という対象について「わからない」という不安が生じるようになってしまった。

その不安から心を防衛するため、わからなさを無意識の領域に抑圧した末に生じる自明の結果である。

 

と、なるのでしょうか?

 

あ、そりゃ当然そうなるわけだわ。

それっぽいもん。

 

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Comments from NEMber
物愚者
2019-03-30 17:50:42ID:93386

>>やそ::さん

不安よ、さらば

物愚者
2019-03-30 17:50:17ID:93385

>>ゆるてぃ::さん

あの人自身は、後世の信者ほど年齢によって絶対的にできることが限られると思ってなかったんですかね?

やそ
2019-03-30 16:14:34ID:93351

完璧に理解した!←これですね。

ゆるてぃ
2019-03-30 16:13:30ID:93350

ピアジェの理論に基づく教育方法論は、構成主義的というか相互主義的なものになると思いますが、その理論自体が実証主義的に評価されているというのは、なんというか皮肉めいていますね(´・ω・`)

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二億円なんかいらない。
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