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【古事記入門】その37 神功皇后2

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今回は神様のお告げにしたがって朝鮮半島に攻め込みます(!)

 

アマテラスのお告げ

 

前回は、神功皇后に神が降りて、お腹の御子を天皇後継者とするよう命じました。

 

こんな大それたお告げをする神に対して、建内宿禰は「神様、あなた様のお名前を訊いてもよいですか」と訊ねます。

 

ここにつぶさに請ひまつらく、「今かく言教へたまふ大神は、その御名を知らまくほし」
とまをししかば、答へ詔りたまはく、
「こは天照らす大神の御心なり。また底筒男(ソコツツノヲ)、中筒男(ナカツツノヲ)、上筒男(ウワツツノヲ)三柱の大神なり。(この時にその三柱の大神の御名は顯したまへり。)

 

神功皇后に憑依していた神は
「これは天照大神の御心である。また底筒男、中筒男、上筒男である」
と答えます。

これがよく分からないんですが、なぜ四柱の神がいっぺんに憑依するのか。

神の人格というのは、ひとつに混ざり合ったり、離れたりするものなのか? (でも今まで、そんな素振りはありませんでした)

それとも、四人の神の合議による意思を、ここに降りてきた神が伝えているということなのか?

不審な記述です。

 

底・中・上筒男というのは、イザナギが黄泉の国から帰ってきてミソギをしたときに生まれた神です。

三柱あわせて住江三神とも呼ばれ、大阪の住吉大社などに祀られています。

アマテラスら三貴子はイザナギのミソギの最後に生まれた神なので、住江三神はアマテラスの兄と言っても良いでしょう。

 

「この時にその三柱の大神の御名は顯したまへり」という注の書き方は、古事記っぽいですね。

「けっこう昔から存在する神様だけど、名前が明らかになったのはこのときが初めてだよ」というような意味です。

 

 

 

さて、それでこの神様は、朝鮮征伐にあたって神々の加護を得る方法を教えてくれます。

 

今まことにその國を求めむと思ほさば、天つ神地(くに)つ祇(かみ)、また山の神海河の神たちまでに悉に幣帛(ぬさ)奉り、我が御魂を御船の上にませて、眞木の灰を瓠(ひさご)に納れ、また箸と葉盤(ひらで)とを多に作りて、皆皆大海に散らし浮けて、度りますべし」とのりたまひき。

 

「本当にかの国を手に入れたいと思うのであれば、天の神地の神、山の神海川の神、あらゆる神々に捧げ物をして、私の御魂を船に乗せて、魔除けのために良質の木の灰をひさごに入れて、箸と木の葉の皿でお供え物の形を作って、それらを海に撒きながら進みなさい」
と言います。

 

かれつぶさに教へ覺したまへる如くに、軍を整へ、船雙(な)めて、度りいでます時に、海原の魚ども、大きも小きも、悉に御船を負ひて渡りき。ここに順風(おひかぜ)いたく起り、御船浪のまにまにゆきつ。

 

教えられた通りにして、船団を率いていくと、なんと大小あらゆる海の魚たちが、船を背負って進んでくれます。
また、強い追い風が巻き起こり、波に押されて船はすごいスピードで進みます。

 

ヤマトタケルが浦賀を渡ろうとした時に「渡りの神」に遮られてオトタチバナヒメが生贄になったのは記憶に新しいかと思いますが、当時の航海においては「神の意志」に従うことが何よりも重要だったのがよく分かりますね。

 

かれその御船の波、新羅の國に押し騰がりて、既に國半らまで到りき。

 

この船団と追い風が起こした波が、そのまま津波となり、新羅は国の半分が壊滅してしまいます。
「神風」どころの騒ぎじゃありません。

 

ちなみに当時の朝鮮半島の地図はこんな感じらしいですが、新羅の半分を覆う津波って、とんでもない話です。

 

 

ここにその國主、畏ぢ惶みて奏まをして言まをさく、
「今よ後、天皇の命のまにまに、御馬甘(みまかひ)として、年の毎に船雙めて船腹乾さず、棹楫乾さず、天地のむた、退きなく仕へまつらむ」とまをしき。

かれここを以ちて、新羅の國をば、御馬甘と定めたまひ、百済の國をば、渡の屯家(わたのみやけ)と定めたまひき。

 

朝鮮の国主たちはこれに恐れおののいてしまい、
「今後は、倭の天皇のために、御馬甘(みまかひ:馬を飼育する役割の民)として、毎年欠かさず、船が乾かないくらいに絶え間なくお仕えします」
と言って傘下に入りました。

これにより、新羅は御馬甘、百済は渡の屯倉(海を隔てた天皇直轄地)として定められました。

 

ここにその御杖を新羅の國主の門に衝き立てたまひ、すなはち墨江の大神の荒御魂を、國守ります神と祭り鎭めて還り渡りたまひき。

 

そこで、新羅の国主の門のところに杖を立て、住江三神の荒御魂(神の荒々しい側面。対義語は和御魂(にぎみたま)。分けて祀るのは珍しくありません)を祭り、国の守り神としました。

 

 

 

ということで、神功皇后の朝鮮征伐の様子でした。

 

古事記なのでかなりヤマト政権に都合の良いように書いてますが、当時の新羅・百済というのは小国で、北の大国である高句麗からの圧力に対抗するために倭との同盟を求めたというのは事実のようです。

 

古代の朝鮮半島と倭国との関係については、怪傑Zさんの朝鮮三国志シリーズがかなり面白く、勉強になるので必読です!

 

 

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Comments from NEMber
tom
2019-04-14 00:07:48ID:102451

映画に出てきそうなぐらいでかい津波があったんですね…

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