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物愚者さんに紹介したい科学哲学の本について

20821
YUTO
nem10.25xem (2)
405
8
2019-04-14 21:52:58
物愚者さんに紹介したい科学哲学の本について

物愚者さんは、過去に科学哲学に関して、記事にしたことがあります。

その中で、科学と疑似科学の違いを、反証可能性というキーワードを使って説明されました。
でも、この記事は、科学哲学を知らない人には、超難易度が高い記事内容であり、自分も少しかじった程度ではこの記事内容は何を言ってるのかがわかりませんでした。
そこで、この記事内容を理解するのにオススメな本があり、物愚者さんにもオススメです!!

科学哲学への招待 (ちくま学芸文庫)

 

この本の章立て

 

第1部 科学史(「科学」という言葉
アリストテレス的自然観
科学革命(コスモスの崩壊
自然の数学化
機械論的自然観)
科学の制度化)

第2部 科学哲学(科学の方法
科学の危機
論理実証主義と統一科学
批判的合理主義と反証可能性
知識の全体論と決定実験
パラダイム論と通約不可能性)

第3部 科学社会学(科学社会学の展開
科学の変貌と科学技術革命
科学技術の倫理
3.11以後の科学技術と人間)

 

大まかな内容

 

第1章
ここで自然科学に関する歴史について書かれていて、科学やScienceという言葉の成り立ちから話を初めて行き、それから「科学者という職業がなぜ登場したのか? 」や、「アリストテレスが考えた自然界の仕組み」や「プトレマイオスが考えた天体の動き」に関してを述べている。ここで古代の人間は、物事を客観的に見ているのではなく、自己中心的に物事を考えたのだなということがわかる。
次に、「コペルニクスによる地動説への転換」からスタートして「ニュートンのプリンキピアの出版」までに起きた科学の世界における革命に関して述べており、自己中心的な考えから客観的な物事の考えへの転換に関する歴史を語ってる。最後に、大学がなぜ生まれたのかが書かれている。

第2章
ここで、科学的な考え方とは何かが書かれている。中身は完全に哲学である。演繹法や帰納法といった論理の考え方から、仮設演繹法やアブダクションというものも紹介している。その次に、数学や物理学は過去に危機に瀕したことがあることを述べられており、その1つとして、ニュートンの物理学の考え方が通じない世界が現れたことを言っている。
次に、物理学的な考え方とは何かを述べてくれる。キーワードは、還元主義である。この後、科学とは何かを述べられていて、疑似科学に通じる話になる。

第3章
ここでは、科学と社会の結びつきが述べられていて、科学も社会の中の営みの一つであるということが述べられている。この中で一番面白いのは、サイエンス・ウォーズで、中でもソーカル事件というのが興味深い。
マンハッタン計画や環境問題、東日本大震災による津波や原発事故で、科学が及ぼす副作用に関して述べられている。

 

 

感想

 

・第1章
 主として、自己中心的なものの考え方からの脱却に関してを述べられていている。ここから、物事を俯瞰すること(つまり客観的にに見ること)の大切さを自然界の分析を通じて痛感した。
 
第2章
 この章は還元主義という考え方についてわかり、それは物事を細かく見ることで全体像がわかるというものだ。還元主義という考え方は以下のように活かせると考える。

もし、会社でプロジェクトを進める時、そのプロジェクトを小さい単位に分解し、その小さい単位でどのような役割をするのかを考え、そして小さい単位に分解したプロジェクトを統合すると、プロジェクトの進め方がわかるというものだ。

 

 

第3章
 科学は人間的営みの一つというのは、衝撃的だったと感じている。科学は客観的なもので、主観が入るものではないと今まで思ったからだ。しかし、ソーカル事件のように、科学者という権威を使うと、科学的でないものも支持されるということから、科学も政治的なものがある。ここから、やはり影響力の大切さを感じた。

 

Comment
物愚者
物愚者
2019-04-15 00:03:21ID:103288

>>YUTO::さん

ネタ、そんなにあるわけじゃないんでございます。。。()

現段階でこいつ同じことばっか書いてんなって感じでw

物愚者
物愚者
2019-04-15 00:01:16ID:103286

>>7zoesan::さん

科学は方法論やその是非自体は科学ではなく思想によって規定、保証されるものでありますが、あくまでその方法論は科学的な性質を持って、またそうあらねばならない以上、囲い込まれた畑の内部で行われる営みは他の営みと区別された、現象の予測と制御に対する信頼性と妥当性を備えた「科学的なもの」でなければならない、と思っちゃうやつ。

YUTO
YUTO
2019-04-14 23:43:23ID:103250

>>物愚者::さん
次は、どんな科学哲学の話題を書いてくるのかが楽しみになりました(^^)

物愚者
物愚者
2019-04-14 23:38:25ID:103238

>>YUTO::さん

これを機にポチりました。

YUTO
YUTO
2019-04-14 23:33:21ID:103224

>>7zoesan::さん
なんか、その本は面白そうです。
どんな感じにまとめられるのか、とても楽しみですし、その感想記事も書いていみたいほどです。

7zoesan
7zoesan
2019-04-14 23:11:00ID:103183

面白そうですね、私が先日読んでいた中村桂子「科学者が人間であること」も科学に思想や哲学を取り入れて自然に返そうという内容のものでした。近々記事にまとめたいと思います。

YUTO
YUTO
2019-04-14 22:50:05ID:103167

>>物愚者::さん
これ、おもしろいよ!
はじめに、科学という文字の成り立ちや、サイエンスの本来の意味からスタートするから、たいへんおススメです!

物愚者
物愚者
2019-04-14 21:59:12ID:103125

あー友達が読んでました。これ。

私もアマゾンのカートに入れたんですが買わんかった...

この記事を書いた人
NEMのユートピアを目指してるYUTOです!! nemlogでは、イベント情報のまとめ記事や、記事の感想記事を中心に書いています。 nemlogがユートピアになるように、着々と計画中です!!