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【NEM技術勉強会】アポスティーユ(その3) ファイルハッシュとタイムスタンプ

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2019-05-02 10:13:03
【NEM技術勉強会】アポスティーユ(その3) ファイルハッシュとタイムスタンプ

前回は、ファイル名と作成者の秘密鍵から、HDアカウント(アポスティーユアカウント)を作りました。

 

今回は、そこに送るための、ファイル内容のハッシュ値とタイムスタンプを持つアポスティーユトランザクションについてです。


3. ファイルハッシュとタイムスタンプ

 

ファイルの中身から作ったハッシュ値(フィンガープリントとも呼ばれます・ファイルの中身が改ざんされていないことを証明できる)は、アポスティーユのトランザクションに含まれるメッセージに書き込まれます。

 

ファイルハッシュの作り方については、NEMREGIさんの記事が説明してくださっています。NEMのアポスティーユは単純なハッシュ化にちょっと工夫が加えられています。

 

NEMのアポスティーユは、これにチェックサム値を加えて、ファイルハッシュがどのようなアルゴリズム(SHA-256とかSHA3-512とか)で作られたかも判別できるようにしています。

 

これをメッセージに入れて、前回作ったHDアカウントに送る事で、タイムスタンプが押されます。

 

 

これで、ファイル名、作成者、中身、タイムスタンプのすべてが揃ったアポスティーユトランザクションの完成です。プライベートアポスティーユとパブリックアポスティーユでは、メッセージの中身とトランザクションが送られるアドレスが違います。

 

(補足)

ハッシュの先頭には必ず0xFEという16進数がついていて、NEMのハッシュであることを示しています。それに続くNTY(0x4E5459)が公証であることを示し、次の2バイトがパブリックorプライベート+ハッシュ化アルゴリズムを示します。ファイルハッシュの一例で説明すると以下のようになります。


HDアドレスとメッセージ付きトランザクションの合わせ技で、見事にファイル名、中身、作成者(権利者)、タイムスタンプがハッシュ化されてブロックチェーンに刻み込まれるのが分かっていただけるでしょうか。これがNEMのアポスティーユです。ザク(BTCのカラードコイン)とは違うのだよ。

 

次回は、アポスティーユの監査のやり方についてです。いつも読んでくださってありがとうございます!

 

目指せ北海道

 

Comment
NEMREGI
NEMREGI
2019-05-03 16:27:52ID:112864

プライベートアポスティーユとパブリックアポスティーユの違いが分かりました。ご説明ありがとうございます。

この記事を書いた人
趣味はバイクでツーリングしながら、ブログを書いたり、動画配信したりすること。 ラズパイをバイクに積載して、ボタン一つでYoutubeライブ配信できるシステムを作りました。それを発展させて、XEMの価格を常時監視、取引するボットも作って活用してます。子供の頃から技術書を読むのが好きなので、NEMの技術文書を訳したりもしています。 本業は再生医療研究者です。歯の神経の中にいる「歯髄(しずい)細胞」を活用して新しい医療を開拓するために、しずい細胞プロジェクトを推進中。細胞の流通(トレーサビリティー)管理にNEMを使っています。管理システムの名称は「ShizuiNet」。 NEM HUBを通じてNEM/Symbolのマーケティングに参加中。下の紹介リンクから登録すると、登録者の活動に対して、3ヶ月間、5%のポイントボーナスが僕と登録者の両方に入るのでお得です。ホームページアイコンも同じリンク先に飛ぶようになってます。 https://community.nem.io/signup/MBWxTxUGfj