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【日記】幾原邦彦展・幾原邦彦サイン会に行ってきました

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先日東京スカイツリーにて行われた「幾原邦彦展〜僕達をつなげる欲望と革命の生存戦略〜」。それに私も参加してきました。

 

〇サイン会
事の成り行きとしましては、母親が東京に住む父親の元に行くついでに展示会に行って買ってきたお土産に付いていたサイン会の抽選券に当選したという次第です。

 

まさか当選するなんて思ってなかったのでびっくりしてしまってどうしようかと迷ったのですが、幾原作品は本当に全て大好きでこんな機会一生に一度あるかないかと思い、父親が東京に戻るのに着いていきサイン会に参加しました。

 

恐らく一週間ぶりに外出したので太陽の光が眩しく偏頭痛もすごかったのですが、会場に幾原監督が入ってきた瞬間そんなものは全て吹っ飛び代わりに大きな緊張が私を襲いました。
「本物だ…本物…」とずっと頭の中で呟き手に汗握っていたのですが、不思議とそれは嫌な緊張ではなかったです。
私はちょうど列の真ん中くらいだったので待ち時間も結構長く、ずっと緊張してました。

 

とうとうまわってきた順番。
目の前に監督がいて色々伝えたかったのに頭が真っ白になってしまいました。
しかし、監督は優しく笑って「どこから来たの?」と声をかけてくださいました。「遠いところから来てくれたんだね」「日帰り?」と他愛ない話を振って下さり、緊張が少しずつ解れたところで「どの作品が一番好きですか?」と聞かれました。


どの作品も大好きで本当は全部と答えたかったのですが、散々迷って「ユリ熊嵐」と答えました。

「ユリ熊嵐」は私がウテナで幾原監督を知り、初めてリアルタイムで視聴した作品です。
毎週楽しみで毎週泣いて設定資料集やグッズも買い集めた思い出深い作品だったのでそのように答えました。


すると監督は「そうなんだ!」と言ってサインの下にユリ熊の名言、「スキを諦めない!」を書いて下さり、笑顔で「さらざんまいもよろしく」と言って握手してくれました。

 

 

〇幾原邦彦展
「来て良かった」と心から思いサインされた図録を抱えながら私は会場を後にしました。

そしてすぐに幾原邦彦展の当日券を買いじっくりと中を堪能しました。

 

 

入口に入ってすぐは、通路の右手に歴代の幾原作品のポスター、左手に幾原作品のロゴマークがあり、幾原作品の変遷を感じさせます。


そこまでは撮影可能だったのですが、中に入ってからは当然撮影NG。なので目にしっかりと焼付けてきました。

 

中には幾原監督の年表、学生時代の作品があり、監督の歩まれた時代を作品と共に感じることができます。

 

しかしやはりメインは、幾原監督が監督を務めた劇場版の『セーラームーン』から始まり現在放送中の『さらざんまい』に至るまでの数々の設定資料、原画、メモ、監督の言葉たちでした。

 

特に印象的だったのが、作品によってその時々の時代を捉えていることがわかる言葉の数々。

 

 

・「お姫様と王子様」の概念
『少女革命ウテナ』では、「お姫様、王子様とは?」といった概念について言及されていました。

 

 

私はウテナを「王子様でもお姫様でもなく、友としてアンシーと対等な立場になったからこそ一人の少女の心を革命できた」という風に捉えていたのですが、監督はそれに加えて「アンシーの中の“王子様”という考えそのものに革命が起きた」と言っており、とても感動しました。


『少女革命ウテナ』が放送された当時は丁度90年代で00年代に向けて新たに人々の価値観が変化する予感を感じさせる時代だったと思います。その中で永遠と思われた「お姫様と王子様」の関係・概念にメスを入れて人々に衝撃を与えたのが『少女革命ウテナ』だったのです。

 

 

・誰も触れられなかった95年
『輪るピングドラム』では「家族と愛」について言及された作品でした。

 

 

特にこの作品が注目された理由として大きいのは「95年の地下鉄サリン事件」を扱ったからです。


監督はこの作品について「僕達の世代が誰も触れることを許されなかったあの事件に触れたかった」と話しており、あの事件の痛々しさ、生々しさを伝えると共に、その中でも生きる愛、自ら運命を選択する自由があるというメッセージが伝わりました。

 

 

・見つける人がいる美しさ
『ユリ熊嵐』について監督は「見つける力のある人が見つける物語を書きたかった」と述べていました。


私はこの作品について、誰かに「承認」されることで初めて個々人の間に愛は生まれ繋がることができる、「真実の愛とは何か?」といった人類の永久の課題を「現代の神話」として描いた作品だと捉えています。


先の言葉に続けて監督は「自己犠牲によって成り立つ愛は描きたくなかった。誰かが犠牲になることを正当化したくはなかった」と述べており、そこに監督の優しさを感じました。

 

 

『ユリ熊嵐』は2015年の作品ですが、その頃から個人の価値観、多様性について多くの人が口にしだしたように思います。個人によって価値観は違い、そこには超えられない「断絶の壁」がある。しかし、それを超えて見つけることこそ、真実の愛なのではないか。だからこそ人は人に、そして己に問いかけるのではないか。

 

「貴方のスキは、本物?」


犠牲になるのではなく、傷ついてでも壁を超え見つけることこそが大切なのだと教えてくれたこの作品は本当に印象深く大好きな作品です。


また、監督はこの作品の登場人物である銀子について、「救おう救おうとしていた銀子が最後に救われる。それがロマンチックじゃないですか」と言っており、だから私はこの作品がこんなにスキなんだと思いました。

 

 

・『少女革命ウテナ』から『輪るピングドラム』までの過渡期『ノケモノと花嫁』
『ノケモノと花嫁』とは幾原邦彦原作・中村明日美子作画の漫画です。元々この作品は劇場作品として話が進められていたそうです。


『ノケモノと花嫁』は、クマの少年羽熊塚イタルとその花嫁世羅ヒツジが大人を悪とするコドモの組織「燃えるキリン」と大人の組織である警察から逃れ結婚式場を目指すというところから物語が始まります。

 

 

この作品では大人の都合により振り回され傷付くコドモの反逆と花嫁について言及されています。家族・コドモ・大人は『輪るピングドラム』を思わせ、花嫁は『少女革命ウテナ』を思わせることからこれらが『少女革命ウテナ』から『輪るピングドラム』への過渡期にあたる作品であることは納得です。


まだ連載中で驚きの展開が続いているので引き続き期待したいと思います。映像化も是非実現して欲しいです。

 

 

・繋がった先にあるものとは
『さらざんまい』はまだ四話までしか公開されていないのであまり多くは語られていませんでしたが、この作品もまた例外ではなく時代を意識した作品のようです。

 

 

監督はこの作品について「今はどこででも、どこまでも繋がれる時代。では繋がって繋がってその先に何があるのか?」ということについて言及したかったと述べていました。また、主人公三人についても「彼らは彼らが倒す対象であるカパゾンビと同じなんです。価値観が多様化した今、その線引きはどこでするのかが難しい」とも述べられており、「個人の価値観」と「多様化」についても非常に考えさせられる作品となっています。


先にも述べましたがまだ4話しか公開されていないので、監督の言葉を頭に置きながら今後の展開を楽しみにしたいです。

 

 

〇まとめ
幾原邦彦監督の作品は常に私たちに新たな気付き、感覚、価値観を気付かせ魅了します。その秘密は常に時代に寄り添った作品作りにあり、その意図の中でまた多くの価値観が形成されていくということにあるのだと今回の展示会で分かりました。

 

 

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Comments from NEMber
Yonnsann
2019-05-09 03:26:22ID:114931

>>ほなねむ::さん
からのOPが毎回最高でした(^^)

デリシャスメル!ガウガウ・w・

Yonnsann
2019-05-07 23:49:53ID:114522

>>matsuno@漆黒のFiFiイベ連動企画隊員::さん
幾原作品の特徴は時代にあった価値観を独特の演出そのもので表現し、視聴者に対しても解釈の余地を存分に与えるところにあると思っています。
どの作品もそれぞれ奥深いので是非ご覧になってください(^^)

matsuno@漆黒の
2019-05-07 23:35:40ID:114510

チラ見してましたけど、こんな深い作品だったんですね。
多様性に関して最近認識してきたばかりなので、ちょっと読んでみようと思います。

NEMber who posted this article

ネムログ気になったのでライブドアブログからいくつか移行します。

趣味は読書(特に太宰治)、アニメ鑑賞(特に幾原作品)、京都観光。
京都には足繁く通っているので色んな情報を提供できたらと思います。

また、教育実習、学校教員(少しですが)を経験して思ったことも少し書けたら良いと思います。

現在はwebデザインを勉強中。
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