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法則とトレンドの区別 〜相場理論は?〜

nem3.50xem (3)
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2019-05-18 15:15:56
法則とトレンドの区別 〜相場理論は?〜

時に皆様、チャートに線を引くのはお好きでしょうか?

 

相場理論に詳しい方はよくやっていますね。

確かに、テクニカル分析を好む方は投資家らしさがある。

 

しかし、不思議ですよね。

それに基づいて投資した人は皆儲かってるはずじゃないですか?

 

それが「確実な法則」であるならば。

 

法則というものについて、正直、私自身も誤用している節がありますので改めて考えてみました。

 

参考図書はこちら。

 

歴史主義の貧困 (日経BPクラシックスシリーズ) | カール・ポパー, 岩坂 彰 |本 | 通販 | Amazon

 

 

まず、法則とは個別の域を超えてそれが掛かる全体に対して普遍的に当てはまるもので、かつ内容が否定形で表されるものです。

 

全てのカラスは黒い黒くないカラスは存在しない。

質量保存の法則永久機関は作れない。

 

つまり、現時点ではそれが作用する範囲内において矛盾する結果が示されることを否定する意味を持ちます。

(可能性はある。)

 

それに対して、トレンドというものがあります。

法則と誤用されやすいのですが、こちらはあくまで個別的な出来事をそのまま肯定的に記述する域に留まっています。

 

GW明けにBTC価格は上昇した。

など。

 

個別のトレンドとは「その時、そこにそれがある」ことを示すだけであり、普遍性の観点から考えると法則より明らかに格下の情報です。

 

つまり、「今年のGW明けの上昇」を元にして一足飛びに「来年のGW明けの値動き」を予測するのは少々控えた方がよろしいのかと。

 

もちろん、同様のトレンドが生じる複数のケースを並べて、そこに時間、空間的な差異を超えて確実に何かしらの共通条件が見出せる場合にはそれを元に法則化することが可能ですが、その場合も予測の基準はトレンドの背後に設けた法則であり、トレンドそのものではないのです。

 

さて、おそらく相場理論というのは先の定義に当てはめるとトレンドの方に近いものの方が多いのではないでしょうか?

 

それが法則であるためには、例えば「このチャートの形に対してはこの値動き以外が随伴することは無い」わけですが、実際にはそれに反する結果が生じる事が度々ある以上、それを値動きについての共通条件として設定した法則というのは成り立ちません。

 

その条件を用いるにしても他の要素ありきでしょうね。

 

更に言うと、例えば「テキストをそのまま実践している人」のように、以上のような問いに対して特に目を向けずに「無条件的な予言」を行うためのツールとして用いている層にとって、「彼が行うテクニカル分析」が持つ意味合いはブランコに乗りながら靴を放り投げて裏表で明日の天気を予測する占いと同程度の物でしょう。

 

あれも何度もやれば結構当たることがありますし、その経験をキッカケに先に述べた法則とは全く別の意味を持つ「法則」として行為者の脳裏に刻まれることがあるかと思います。

当然、誤信念なのですが。

 

あぁ、道理で。

 

タヌ氏が言うような「すげぇそれっぽい事を毎日ツイートしてんのにBTC相場の前に手も足も出なくなってる有名なトレーダー」が現れるわけだぁ(法則)。

 

Comment
物愚者
物愚者
2019-05-21 18:35:17ID:118909

>>やそ::さん

当たるときは当たる!すごい!

やそ
やそ
2019-05-19 05:58:07ID:118158

靴を投げて裏返ったら上昇。
普通に着地すれば下落。
その他はヨコヨコ。

これは絶対儲かる相場解析方法です!

物愚者
物愚者
2019-05-18 23:28:12ID:118148

>>7zoesan::さん

これに直接出てくるわけではないのですが、なんかこう、「逆三尊は〜」みたいな感じで力説している方々についてイメージしながら書きました笑
そういう商材屋はそれっぽい信者ビジネス感。

7zoesan
7zoesan
2019-05-18 23:07:19ID:118137

本読んでみたいと思います。
相場理論を見たことがないので理論自体はよくわかりませんが、本の売り場で立ち並び「億円稼ぐための〇〇の法則」とかお金持ちになるための思考法とか、そのレベルなのかと思っていました。「たまたま」成功した人の理論を「法則」として信者をつくる方法ですよね。儲けるという感じは良くできています。

物愚者
物愚者
2019-05-18 18:20:50ID:118080

>>風の谷のぽんち::さん

>チャートは先を読むものじゃない。自分で作るものだよ。

自然現象と社会現象に関して、人が直接的な原因として介入することの可/不可によって区分けする考え方をソロスがポパーから引き継いでいました。

雨風と違って、個人単位はもとより集団的な売買行為も含めて人の行為によって相場が作られている以上、広くも狭くも「自分で作るもの」というのは的を得ていたり。。。

風の谷のぽんち
風の谷のぽんち
2019-05-18 18:14:12ID:118079

チャートは先を読むものじゃない。自分で作るものだよ。
そんなセリフをいつか言ってみたいです。
あー、でもクソ草コインを数千万コイン分ブン投げて大暴落させたことならあります。暫くして価格ページがなくなりました。

この記事を書いた人
竿と玉。 潰瘍持ちの胃。 そんなに生きることに焦ってどうするんだい?