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脳は否定形を「理解できる」

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「脳は否定の意味を理解できないので、否定形の表現を認識すると否定している部分に囚われてしまう。」

 

こんな話をよく聞きますが、もしそうなら大変ですよね?

 

世の中には「否定形」がごまんと溢れております。

 

仮に、その意味を理解できないのであれば、例えば「立ち入り禁止」の看板を見かけたら皆が自然に「立ち入る」という行為に走らなければおかしいです。

 

また、熱湯風呂に突き落とされる直前に上島竜兵が発するセリフと他メンバーによる突き落とすという行為の関係性も全くつまらないものになります。

「押すなよ!?」と言われても理解できないから押したに過ぎないので。

 

しかしながら、現実的には侵入を制限したい場所の前に立ち入り禁止の看板を設置すると効力を発揮しますし、ダチョウ倶楽部のあのネタも「押すなと言われたならば普通は押さない」という常識的な意味が理解されているからこそ、それと矛盾しているところが面白くて愛されているわけです。

 

つまるところ、否定文の内容を理解するのは可能です。

 

ただし、内容理解とは別に、文章を目にした直後や文中で否定されている側に特に注意を向けている時、その表象の影響によって無意識の次元で発生する行為や思考が文意と真逆の方向に引っ張られる現象は確かに起こり得ます。

 

例えば、「暴力」に注意が向くような形で「暴力はいけません」という文章を呈示された方について、おそらくその後しばらくは普段よりも暴力的な行為や発言、態度を取りやすくなるかと。

 

その意味では、遅刻癖を治したい人が「遅刻をしない」という目標を立てると、脳裏に「遅刻の表象」を想起する機会が増えるせいでかえって遅刻が増えてしまう、というのも全く誤りというわけではないです。

 

とはいえ、瞬間的にそのような逆効果を示すことがあったとしても、それは意識的な内容理解を通してある程度相殺、抑制することが可能なのではないでしょうか?

 

だからこそ、先述したように今日においても否定形の表現が頻繁に用いられているのです。

 

それが十中八九真逆の結果を齎すのであれば、早々に誰も使わなくなっているはずでしょう?

 

そう考えると、やはり「脳は否定形の文章を理解できない」という主張は適当でないように感じます。

 

あと、脳は理解しないですね。

理解するのは臓器ではなく人です。

 

 

人は否定形の表現が持つ意味を意識的に理解することができるものの、たまに無意識の次元で否定する対象のイメージによる影響を受けることもあるという話。

 

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Comments from NEMber
matsuno
2019-05-22 20:17:40ID:119298

チラリズムが全てを物語っていると思います。

物愚者
2019-05-21 22:48:14ID:118990

>>やそ::さん

ウィトゲンシュタインかな()

やそ
2019-05-21 22:37:57ID:118985

脳は否定形を理解できない。って言葉がそもそも否定形なのでそういう話を人は理解できない。って話も理解が難しい。

物愚者
2019-05-21 19:55:13ID:118931

>>目指せ北海道::さん

>「脳は否定形を理解でき」まででは肯定か否定か判断できない
はい。こちらは目にした直後の話ですね。

加えて、(平均的な日本語話者であることを前提として)「立入禁止」について「立入行為について禁じる意味を持つ」ということを理解した後も、内的に思い浮かべる際に必然的に「立入行為」に対して注意を向ける場面が生じます。

その際、意識上では「立ち入ってはいけない」と理解していても不意に立ち入ろうと体が動くことがなくはないのかなと。

侵入するという行為は複雑なので、より単純なもの、例えば「体を動かして」はいけません、とかの方がわかりやすいですかね。

おそらく、全体の意味ではなく前半部分に注意を向けている最中は微細な筋肉の動きなどが増加するかと思います。

目指せ北海道
2019-05-21 19:31:59ID:118927

「脳は否定形を理解でき」まででは肯定か否定か判断できないですよね。それで潜在意識にそのイメージが染み込んでしまうのかな。日本語ってその傾向が顕著だったりするのかな。

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