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リアル過ぎる妖怪退治の銅像 銅像日誌No.11

nem11.95xem (4)
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2019-05-22 22:59:30
リアル過ぎる妖怪退治の銅像 銅像日誌No.11

!!!
今にも、刀でとどめを刺そうとする必死の形相。

 

リアルすぎる銅像!!!

このインパクトのある銅像を見るために、東海北陸自動車道・美並ICを下りてから、
山深く板取川に沿って国道256号を30分ほどかけて岐阜県の洞戸地区にやってきました。

途中の看板を曲がると、すぐ「神水庵」というスポットがありますが、今回は通過してしまいました。
※あとで知ったのですが「高賀の森水」の源泉だったらしく、シドニー五輪で金メダルを取った高橋尚子が
給水に利用していたという有名な場所だった・・・・。

さらに5分ほど車で林道を上ると 大きな鳥居が見えてきます。人里離れた荘厳な雰囲気です。

大鳥居をくぐり、徒歩で5分ほど歩くと 江戸時代前期の僧侶:円空にちなんだ茶屋と記念館が見えてきます。
円空は、独特の木彫りの仏像を多く残しており、この付近では、いろいろとゆかりの場所が多いです。
東海北陸自動車道の美並IC付近から巨大な木彫りのオブジェが見えたのですが、それは円空の作品を模した
ものでした。(後から気づいたのでオブジェの撮影はしておらず・・・)

朝早く着いたため、茶屋はまだ空いておりませんでした。
その先が、目的の高賀神社です。

本殿前の鳥居横にその銅像が見えてきました。
まずは、本殿にて参拝をさせていただいてから 銅像を鑑賞しましょう。

藤原高光
場所:岐阜県関市 高賀神社
建立年:1988年(昭和63年)

実際の藤原高光は、三十六人歌仙の一人とされる人物。
父は村上天皇の時代の右大臣まで上り詰めた藤原師輔で九条流摂家と呼ばれる
貴族社会の権威である藤原家の中でも中心的な家柄の一族になります。

藤原高光は父の死後は政治から離れ、出家をしてしまいました。

その藤原高光の妖魔退治の伝説というものがこの土地に伝えられています。

この地に伝わる妖魔退治伝説の概要とは

 

高賀の山に正体不明の妖魔が住み着き人々に害をもたらしました。

時の帝より藤原高光に討伐の勅命が下されます。

高賀神社に必勝の願をかけると神より「必殺の弓」を賜ります。
いざ、妖魔退治に出発し、襲い掛かってくる妖魔に対し、神より授かった弓矢を放ちました。

矢は見事に妖魔に突き刺さり、その正体がついに明らかになりました。
その妖魔の姿は頭が猿、胴体が虎、尻尾が蛇 の姿をしていた「さるとらへび」であった。
猛り狂う妖魔を押さえつけ、とどめを刺す姿がこの銅像である。

完全にマウントポジションを取り、妖魔「さるとらへび」の首根っこを押さえつけております。
この阿鼻叫喚の表情・・・・。

銅像とはいえ、迫力満点です。

そして今にも首を切り裂かんと非情の形相で短刀を構える高光公!!
ゆかりの土地ゆえに、銅像に魂が入り込んでいるとしか思えないほどの迫力で素晴らしい作品です。

余談ですがこの銅像の台座の謹書は九条家現当主の九条道弘氏によるものです。

ここにも、銅像によって平安時代から現代まで時空を超える繋がりを見ることができました。

Comment
銅像探偵ヒロ
銅像探偵ヒロ
2019-06-02 21:42:48ID:122472

レス遅くて申し訳ありません

>>やそ::さん
そうです。鵺も同じような形態ですね。

>>目指せ北海道::さん
おおっ ツーリングスポットなのですね。空気もキレイで神聖な雰囲気ありました・

>>7zoesan::さん
迫力凄かったですよーw

7zoesan
7zoesan
2019-05-23 08:34:09ID:119481

すごい迫力ですね!あんな妖怪私なら気持ち悪くて退治できません。

目指せ北海道
目指せ北海道
2019-05-23 06:08:20ID:119456

おお、よくぞこんなところまで!この場所は僕のお気に入りツーリングスポットにひとつです。この像すごく迫力あるなーと思ってました。円空記念館には、円空さん最後の作品と言われている歓喜天があります。

やそ
やそ
2019-05-23 05:56:15ID:119454

鵺!ヌエって頭が猿体が虎しっぽが蛇みたいな話じゃなかったでしたっけ?
さるとらへびっていいネーミング。

この記事を書いた人
偉人の銅像を巡るマニアです。 日本全国の偉人顕彰銅像のデータベースサイト「日本の銅像探偵団」を開設しております。