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「水と健康」のこぼれ話

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先日書かせていただいた「水と健康の話」ですが、前回、書ききれなかった身体と水の関係についてまとめたいと思います。

 

水と老化の話

 

体内の水分量は、年齢や男女差によって異なりますが、胎児では体重の90%、新生児で80%、成人では60%前後、高齢になると50%台となることがわかっています。さらに女性では脂肪分が多いので少し水分の割合は低くなります。

水分は成長とともに減少していきますが、肌の老化は25歳ぐらいからはじまるといわれています。体重の1割ぐらいが老化とともに失われていき、肌は乾燥して瑞々しさを失っていきます。そして女性の方が男性より2倍程度水分の減り方が激しいと言われています。そのため年齢が上がるにつれて水分補給が大切になります。

加齢による水分の減少は細胞自体ではなく、細胞間同士の間隙を埋める細胞間で起こります。細胞同士を結びつける細胞間物質は皮膚や膜組織を構成するコラーゲン線維であり、その内部を埋めるのが水分を大量に含むことができるヒアルロン酸です。ヒアルロン酸は1グラムに6リットルの水を保持できるといわれており、肌や筋組織のみずみずさを失い、シワが増えてくるのは老化によってヒアルロン酸が減少しているということです。さらに水分が少なくなった空間には脂肪が溜まります。

最近、注目を浴びている全身を包む筋膜もほぼコラーゲンでできており、老化による酸化や外傷、スポーツなどのオーバーユースによって筋膜の細胞基質の水分が失われることによってネバネバしてきて、筋膜自体の動きが悪くなり、筋の働きを阻害するために身体の様々な部位に不調をきたす原因となります。

そのため筋膜自体の動きが悪くなっている部分を治療することは大切ですが、治療やエクササイズ後は十分に水分補給をしてあげることが大切だと言われています。

 

涙と鼻水の役割

 

体内でもっとも水分の多い場所は脳になります。

脳にはたくさんの隙間があり、そこはリンパ液で満たされています。さらに頭蓋骨と脳の間には脳脊髄液が流れており、この液体は脳のエネルギー源となり、潤滑油の役割があると言われています。

一方で体内では量が少ないけど需要な役割を持っている水があります。それが「涙」と「鼻水」です。

人間の涙の分泌量は一日約0.7ccといわれており、涙は生物がからだの外に出す水のうちで最も量が少ないが、涙は目の角膜を保護と修正、目の洗浄と防御の役割を持っています。涙には免疫抗体であるγグロブリンというタンパク質や、細菌の細胞膜をとかしてしまうリゾチームが含まれており、微生物による感染を防いでいます。さらに目の冷却機能もあります。目の内部には眼房水という透明な液体が角膜と水晶体の間や硝子体を満たしています。眼球の形が保たれているのはこの眼房水があるためです。

水晶体は目のレンズの働きをしていますが、この水晶体も水分の多い透明な組織であり、白内障はこの水晶体が濁った結果起こる病気です。

目の病気として多いものに緑内障もありますが、これは水晶体を囲む毛様体から、ごく僅かににじみ出てくる房水がたまりすぎたことによって眼圧が上がり、眼球が固くなってしまう病気です。眼圧が上がりすぎると視神経を圧迫して失明することもある怖い病気です。脳と目は人間の大切な機能の代表格ですが、そのどちらにも水が重要な働きをしているといえます。

次に「鼻水」ですが、鼻の重要な役割として水分を空気に含むことが挙げられます。陸上動物は肺呼吸を行っていますが、もともと水の中で生活していたために肺にいきなり乾燥した空気が入り込むと肺や気管支にダメージを受けてしまいます。肺に入る空気は体温に近く、湿度が高い方が良いため、鼻を通ることで外気がどれほど乾燥していても湿度90%以上になって肺に空気が届くようになります。つまりヒトの呼吸は鼻呼吸が基本となるのです。

鼻水も涙と同様に、鼻から入る細菌や花粉、ウイルスを除去する役割をもっており、鼻水は鼻腔の粘膜上皮にある鼻腺から分泌されており、風邪などを引いて鼻水が止まらなくなることがありますが、ウイルスを除去するために鼻水が足りなくなった場合には毛細血管からも供給されています。鼻の中で分泌される水分は毎日1リットルにも及び、水や牛乳よりも多くの鼻水を体内に入れている計算になります。鼻水の成分には殺菌作用をもつ化学物質が入っており、肺呼吸をするヒトにとっては細菌感染と肺を守る大切な役割を担っているのです。

 

まとめ

 

ヒトにおける重要な器官は水によって守られています。

海から陸上に上ってきたヒトにおいて水は進化の過程において重要な役割を果たしてきました。

しかしながら、生活や食事の変化、早期離乳や咀嚼のなさ)アレルギーや花粉症による慢性的な鼻炎によって鼻呼吸から口呼吸になるヒトが増えてきています。

それによって細菌感染を起こしやすくなったり身体の免疫機能も落ちてしまうことが指摘されており、身体の正常な機能が失われていきます。

進化の歴史を辿りながらヒトの身体の成り立ちと成り立たせている要素(栄養、水分、運動、休養)を正しく理解することで、生物としての「健康」を維持することができます。

今回はヒトの身体の重要な器官にも欠かせない水の機能についてまとめました。

ときに思いっきり泣いて、鼻水垂らすぐらいが生物としてのヒトらしく、そして身体の機能を正常に保ってくれるのかもしれません。自らの内にある水に思いをめぐらせ、遠い進化の歴史ロマンを感じるのもまた一興かもしれません。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

参考図書

藤田 紘一郎 著:「水の健康学」

 

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Comments from NEMber
7zoesan
2019-05-27 08:26:11ID:120620

笑必ず死にますね。個人差はありますが日本人だと80歳〜90歳ぐらいで死にいたります!

きなこ
2019-05-27 08:25:51ID:120619

鼻水1L❔❕( ゚Д゚)
驚きです(笑)

最近、水道水に含まれる塩素について
『あんまり良くないのではないか』
と思いはじめてます💡

やそ
2019-05-27 06:49:52ID:120607

水の話を聞いていたら、
ジハイドロジェンモノオキサイドと言う、世の中で死んだ人間のほぼ9割9分が摂取していたという毒物の話を思い出しました。

7zoesan
2019-05-27 05:58:18ID:120590

>>YUTO::さん
もちろん過剰な取り過ぎもむくみを招きよくはないのですが現代人は水の飲む量も質も昔より悪いとは思います。
皮膚の質などを見ていくといいかもしれません。(保湿クリームなどのケアをしっかりしている場合は水分だけに限らずお肌の調子はよいと思いますが)

YUTO
2019-05-26 23:56:30ID:120548

水で老化を防げるって初めて聞きました。
20代後半の見た目年齢は、もしかすると、水に関係するのかも・・・
見た目年齢が高い=水分を上手に取れている=免疫が高い?

NEMber who posted this article

北海道で理学療法士兼スポーツトレーナーとして活動しています。
これまでの臨床経験から得た気づきや学びに関すること、
日々の読書の備忘録など、徒然なるままに健康と幸福と自身の人生観についてアウトプットしていきたいと思います。
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