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【最終回間近】『銀魂』の凄さを考えてみた

nem1.70xem (2) 107 2 0

ジャンプの人気作品『銀魂』が次でとうとう最終回を迎えます。
先日公開された最終話前の話では多くの読者に反響を呼びましたね。私も改めて『銀魂』という作品の完成度の高さに驚きました。

 

私が『銀魂』に出会ったのは小学4年生の頃でもう随分と長く読んでいる作品ですが、そんな『銀魂』もとうとう終わってしまうということで今回は何故『銀魂』はあれだけの人々を惹きつけるのか、『銀魂』の魅力は何なのかについて考えていきたいと思います。


○構成力の高さ

まず一つに物語の構成力の高さが挙げられると思います。
それは全体で見ても単体で見てもです。

 

基本的に『銀魂』は設定自体を「何でもあり」にしてるので短編ギャグ回が作りやすく「銀魂=ギャグ漫画」という印象を持つ人も多いのではないかと思います。ギャグ回自体も話として構成がちゃんと練られててオチも毎回ついてる素晴らしいものなのですが、そのギャグ回に混ざりたまにすごく泣ける良い話がポンと挟まれたりします。

特に初期にはそういった話が多かったですよね。冬の花火の話や河童の話は特に好きな作品です。

 

あの短いページ数の中毎回ちゃんと起承転結ができているだけでも素晴らしいのですが、全体としてみたとき、短編のシリアス回が生きるのはそれまでに沢山のギャグ回を重ねているからでしょう。

ギャグとシリアスの切り替えがしっかりできるからこそ短編としての完成度がどちらのタイプでも高いんですね。

 

しかし驚くべきは長編シリアスにもそれが生きているということ。
『銀魂』には、「ミツバ篇」「吉原炎上篇」「歌舞伎町四天王篇」に代表されるように、『銀魂』という物語そのものを進めるためのものではない独立した長編シリアス回が存在します。

そこではここまで積み重ねたギャグと良質なシリアスがふんだんに盛り込まれています。短編の積み重ねがあることでより一層物語に深みを与えているのですね。
短編を汲んだ上での長編という作りには感服せざるを得ません。

 

さらに『銀魂』がすごいのは、『銀魂』そのものの話の流れに独立した話を組み込むという手法を取っているところです。

 

物語の筋とは関係ない短編のギャグ回や長編シリアス回などは、本来物語の本質に迫る話と一つの作品内で同時に存在できないものとなっています。

これは考えてみれば当たり前で、これまでの作品は「独立回を続ける」「物語全体の流れを進める」「物語の本筋に触れながら類似回を繰り返す」、といった3タイプに分かれており、それらを作品内で全て成立させようとすると読者の混乱を招き作品として成立できなくなってしまうということで中々実現されませんでした。

しかし、『銀魂』は最初の設定から物語の構成に至るまでその違和感を排除し、この全てのタイプを同時に存在させることに成功しています。

 

そもそも『銀魂』のテーマは「残酷な現実とどう向き合うか」だと思っております。


かつて師と友両方を自らの選択で失った坂田銀時が、「腐った世界」で生き延びてしまった先にまた新たな友を得、大切なものを背負い、なんでもない馬鹿げた日々を過ごして少しずつ回復していく物語。

苦しいくらい重くのしかかる現実の中でも笑って過ごす彼らの日常の物語。

 

それが『銀魂』という作品でありますが、このテーマをしっかりと描ききるためにはその大きな話の流れの中に独立した短編や長編が必要不可欠となります。

どうしようもない現実の中仲間と共に積み重ねた日々の上にそのテーマが語られるからこそ説得力があり、読者の心に響くのです。

そして最終回間近になって再び師か友かを迫られた坂田銀時の行く末を見届けることでこの作品は完成されます。

 

作品内に3つの手法全てを取り入れ、さらにはそれらを物語そのものに生かしている技術力は評価されるべき点だと思われます。

 

 

○ジャンプっぽくない

私は自身のツイッターでずっと「『銀魂』はジャンプじゃない」と言い続けているのですが、これを機にその理由を整理したいと思います。

 

最近のジャンプの代表作と言いますと、『ONE PIECE』や『ハイキュー』、『僕のヒーローアカデミア』などが挙げられます。どれもとても素晴らしい作品ですね。

 

これらの作品のように、基本的にジャンプ作品は先述した「物語の本筋に触れながら類似回を繰り返す」という手法をとるものが多く見られます。週刊なので刊行ペースも早く、更に人気作品は連載を続けなくてはいけないので自然とこの手法を取らざるを得ないのですね。

 

しかし『銀魂』は先述した通り3つの手法全てを取り入れることに成功させており、本来のジャンプ作品の「友情・努力・勝利」ではなく「友情・絶望・敗北」を描いているという点でジャンプ作品らしくないと考えます。

 

個人的に感覚としては『進撃の巨人』に近いのかなと。扱っているテーマで考えるとジャンプよりマガジンぽいですね。

ですがギャグをちゃんと成立させているということもあり、読者層は幅広く小学生から大人まで楽しめるようになっているのが大変素晴らしいと思いました。

 

 

○まとめ

以上のことから、完成度の高い構成力と、そこから生まれるストーリーの重みが多くの読者を惹きつけ愛される作品になった所以なのではないかと考えます。

 

ずっと追いかけてきた作品が終わってしまうことはとても悲しいですが、同時に坂田銀時という一人の侍がくだす結末を見届けられることを嬉しくも思います。

どのような結末であったとしても、全てに敗北して空虚になってしまった魂の中に今までの日々が積み重なり、ゆっくりとそれを蘇らせた坂田銀時の魂の物語、『銀魂』を見届け受け入れたいです。

 

 

(注)今回構成についての考察文を書くにあたり【 @Yukkonolife 】さんのツイートを参考に自身の考えも織り交ぜて書かせていただきました。

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Comments from NEMber
Yonnsann
2019-05-29 20:08:46ID:121322

>>やそ::さん
今度こそ本当に終わりみたいです(泣)
展開も最新話がどシリアス過ぎてここからギャグオチにする雰囲気が全然見当たらなくて怖いです…。

やそ
2019-05-29 19:37:12ID:121316

銀魂とうとう終わるんですかっ!?
なんか何年か前にもこれでおしまいだみたいな話あった気がして居たのですが、それは嘘!みたいに続いて行ったので、そう言いながらもまだまだ続くと思っていたのですが。

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また、教育実習、学校教員(少しですが)を経験して思ったことも少し書けたら良いと思います。

現在はwebデザインを勉強中。
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