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「心の隠喩」の話

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「心は具現化された隠喩で考える」

考えることは行うことであるため、身体のプロセスの多くは心に跳ね返って、行動を促します。

基本的な空間概念である垂直性の関する最近の発見では、空間で動くのは、常におこる物理的経験であり「上」「下」のような表現は身体の相対的関係において、直接的に意味をもちます。

垂直性についての具体的な経験は、道徳性のような抽象的概念を操作する時の理想的な枠組みとなることがあります。

美徳は上で、悪徳は下。

善人は「高潔」「まっすぐ」な市民であり、悪人は「下」に隠れた、社会の「底辺」にいます。

このように人々は直感的に道徳的領域を上下関係に捉えていることがわかります。

しかし、そもそもの道徳性が欠如しているといわれるサイコパスではこの効果はあらわれないといいます。

人々はよいことや道徳的なことすべてを上の方に置くばかりでなく、神様は上の方に、悪魔は下の方にいるとも思っています。さらに権力者は上の方にいて、その下にいる人々に支配を及ぼすと人は考えます。

これらのすべての実証的証拠は文字通りの意味でも、隠喩という意味でも上へと導く概念的次元が存在することを示しています。

さらに垂直性は、人々が持つ善や道徳や神の表象に影響を与えているのみならず、空間を垂直方向に上がる動きは、人々の道徳行動にも影響を及ぼすことがあります。

ローレンスらの研究によれば垂直次元によって人々の位置を操作することにより、人々をより「高潔」で「正直」な市民にすることができるといいます。

彼らの実験はショッピングモールでエスカレーターを上がってきた直後の人たちの方が、エスカレーターを下ってきた人たちよりも多くの金額を慈善のために寄付することを示しました。

また、同じように飛行機のような高いところからの眺めのビデオを見た実験参加者の方が自動車の窓から見えるごく普通の「高度」ではない眺めのビデオを見た実験者よりも、あとで協力的な行動を取ることが示されています。

つまり物理的に高いところへいくと、人々は、より「高い」道徳的価値によって行動するようになるということです。

具現化された隠喩が心に共通の言語をもたらすということがわかるにつれ、人々はどのようにして考えるのか、ということの研究方法が本質的に変わってきました。

人間も含めてどんな生物の認知的操舵も物理的環境の中で起こるなんらかの適応課題を解決するためのものだということが明らかになってきています。

こうした研究が経済や利他的行動を促す様々なプロダクトのデザインに正しく生かされることを願いますが、物事には表裏があり、悪用も可能であるため、知識として持つことでそうした悪用に気づけるようにもならなければなりません。

私達の行動における自由意思は自分たちが考えているよりも様々なバイアスによってコントロールされているのです。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

参考文献

Sanna, L. J., Chang, E. C., Miceli, P. M., & Lundberg, K. B. (2011). Rising up to higher virtues: Experiencing elevated physical height uplifts prosocial actions. Journal of Experimental Social Psychology, 47(2), 472-476.

 

参考図書

知のトップランナー149人の美しいセオリー

 

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Comments from NEMber
YUTO
2019-05-29 23:20:50ID:121421

去年からnemlogを使ってみて、どんどんその文化に染まって、考え方が変わっていくような感じがしますww

物愚者
2019-05-29 23:13:06ID:121417

物理的、肉体的な存在が感じる主体である、という制約というか前提というか、それがあるために半ば自然と生じた物事に関する意味ってありますよね。
やはり。

上下の例だと視覚情報に基づいて自然と目線よりも下の世界を下等、上の世界を上等なものと見做すようになり、その意味を持った上下という概念が空間以外にも派生していった、みたいな話を私も前読みました〜。

サイコにこの傾向がないってのは先天的な認識傾向自体が欠けてるんですかね?
気になりました。

NEMber who posted this article

北海道で理学療法士兼スポーツトレーナーとして活動しています。
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