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【アニメ】『モブサイコ100』から学ぶ大人と子どもの関係(2)(ネタバレあり)

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前記事ではモブにとっての霊幻から、子どもにとって大人はどうあるべきかということについて考えました。

 

お話しした場面は全てアニメの第1期から抜粋したものですが、第1期は基本的にモブ視点の日常が描かれており、思春期らしい悩みや感情の揺れを中心に描かれています。


しかし第2期ではそのモブの成長、そしてモブから見たら尊敬できる「大人」の霊幻に焦点を当てています。違った角度から物語を見つめることにより、今度は「大人」と呼ばれる者の孤独と未熟さ、そして「大人」の想像を遥かに超える「子ども」の成長を目の当たりにできるのです。

 

ここでは第2期のシーンから、上記に述べた「大人」の正体と「子ども」の成長に注目していきたいと思います。

 

 

○大人の孤独と子どもの成長

作中でも最も人気が高く名シーンと言われる回が、霊幻が詐欺師だと世間に晒される話(通称ホワイティ編)。この話は非常に完成度が高く、アニメもとても丁寧に作られていて『モブサイコ100』のテーマに最も言及した話と言えます。
以下には梗概とそこで描かれたものについて記述します。

 

梗概

モブが学校の友達を優先しだした頃、霊幻は仕事に支障が出てしまうからと持ち前の口八丁でモブの友達を非難する。それによって二人は一緒に過ごす時間をなくしてしまった。

 

モブが寂しがるだろうと踏んでいた霊幻だが、ある日友達と楽しそうに過ごすモブを見てしまいショックを受け、「元々一人でやってきたんだ」と仕事にいっそう打ち込むようになる。知名度は急上昇しテレビ番組の出演も決まった。しかし、ある事件で大御所霊媒師から逆恨みを買ってしまったことで霊幻は能力がないことを明かされ大恥をかかされる。世間からバッシングをくらい精神的に大きなダメージを受けた霊幻は、記者たちの要求で謝罪会見を開くことになった。

 

謝罪会見で霊幻は質問に大人しく答える。記者が次々と質問していく中、ある記者が霊幻の卒業文集を持ち出し「何かになりたい」と書かれていたことを指摘した。そこから霊幻の記憶はモブとの出会いに遡る。

 

霊幻は自分の元に訪れたモブを電波だと思い、適当に話を合わせて相手をしていた。「いい奴になれ」と肩を叩いて励ましモブをあしらおうとするが、目の前で超能力を見たことで利用しようと考える。そして同時に、ずっと「何かになりたい」と思っていた自分の目の前に現れた「特別な」少年に憧れを抱いた。

 

 

その「特別な」少年を囲い込もうと友達のことを非難したことや利用していたことを悔いた霊幻は、モブが自分が思っているよりもずっと成長していたことに気付く。
そんな時会見場では急にマイクやカメラが浮くなどの怪奇現象が起こりパニックになる。霊幻は慌てる記者を無視してその場を去った。

 

 

会見場からの帰り道、霊幻はモブに出くわす。震える声で「オレの正体を知っているか」と訊く霊幻に、モブは「最初から知っていた」と言い、続けて「師匠の正体は、“いい奴”だ」と答えた。
そして二人は帰路を共にする。

 

この話から読み取れること

前回の記事では、モブにとって霊幻は「自分を特別扱いせず肯定してくれる大人」として描かれていると述べました。

しかし、本当は誰よりもモブを特別扱いしていたのが霊幻だったのです。「何かになりたい」という願望を持つ霊幻が「特別な」少年に憧れ囲い込み手元に置いたのは、利用するためでもありますがそれ以上に一緒にいることで自分も特別な存在であると思いたかったからかもしれません。


モブから見た霊幻とはまったく違い、霊幻新隆という人間そのものを見たとき、「大人」の脆さと弱さが全面に現れたその姿は何とも情けなく惨めです。しかし、その脆さこそが「大人」の正体であり、完璧な存在などいないことを私たちに示してくれます。それと同時に、世間から見たらどんなに情けなくて惨めで何者でもない「大人」でも、モブにとったら肩を叩かれたあの日から霊幻は「いい奴」であり誰にも代え難い「特別な」存在になっていたのです。

 

 

更にこの物語が素晴らしいのは、第1期で霊幻を「尊敬できる完璧な」大人と思っていたモブが、霊幻にも弱さや脆さが存在し完璧な人間などいないと知った上で「いい奴」だと表現したところです。
モブは霊幻に肯定されたことで自分に少しずつ自信が持てるようになり、視野が広がって「大人」の霊幻ではなく霊幻新隆という一人の人間そのものを見つめることができるようになるのですね。

 

 

○まとめ

自己否定しかできなかった子どもが、その行いや存在を肯定されたことにより大人が想像する以上に優しくまっすぐ成長しました。
大人と子どものこの関係は、子どもの成長を考えるうえで理想的といえ、『モブサイコ100』からは子どもを育てるうえで(自分の子どもだけではなく)どう接するべきか、そして大人は脆くて弱いけど誰もが誰かの特別になれることを学べるのではないかと思います。

 

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ネムログ気になったのでライブドアブログからいくつか移行します。

趣味は読書(特に太宰治)、アニメ鑑賞(特に幾原作品)、京都観光。
京都には足繁く通っているので色んな情報を提供できたらと思います。

また、教育実習、学校教員(少しですが)を経験して思ったことも少し書けたら良いと思います。

現在はwebデザインを勉強中。
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