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【アニメ】『さらざんまい』第9話感想・考察

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先週の衝撃展開に続き今週もまた先の読めない展開となりました。本当にあと2話で終わるのかと心配になるほどです。しかしここは「俺たちの幾原を信じよう」ということで信じて待つしかありませんね。

今回は前回同様感想を交えながら考察をしていきたいと思います。

 

 

○機械仕掛けの命

燕太が河童の姿なら一応まだ生きていられる、動ける状態でいられることがわかりましたね。一樹のめちゃくちゃシリアスな場面で急に河童が出てきて思ったよりノリも軽く描かれていました。


しかし、燕太の頭には命をカウントする時計が組み込まれており、命が機械仕掛けになっていることがわかります。これは恐らくマブとの対比でしょう。『星の王子様』の燕の命と王子様の鉛の心臓、二つの尊い命が天秤にかけられていますね。

 

 

○欲望という名の概念

 

個人的に9話で最も重要なポイントはカワウッソーが欲望という名の概念と明かされたところだと思います。

 

前作『ユリ熊嵐』では百合園蜜子がその役目を担っていました。
蜜子は椿紅羽を食べたいという欲望に溺れ殺されてしまいますが、後に紅羽を愛する銀子の欲望となって登場します。
銀子の欲望となった蜜子は銀子に次のように言います。

 

この世界で本当に信じられるのは、友達なんかじゃない。
それは「私」という欲望だけ。
「スキ」は凶暴な感情。「スキ」は相手を支配すること。
一つになりたいと、相手を飲み込んでしまうこと。

 

貴女は負けない。だって何かを独り占めにしたいという欲望は何より強いもの。

 

私たちはクマ。
忘れたとは言わせない。

 

私は貴女の欲望。

「スキ」そのものなのだから。

 

欲望を失った獣は死ぬわよ!

 

 

幾原作品においてやはり欲望とは愛に相対する概念のようですね。恐らくこの後の展開としてレオと一樹が希望の皿を巡って争うと思いますが、レオの「本物のマブを取り戻したい」という希望はレオの欲望が表された今、愛と呼べるか怪しいものになっています。

一方、一樹についても彼の行動源が愛か欲望なのか明かされていません。悠と燕太の行動はいずれも「誰かのために」という他者を思ってのものですが、一樹は女装していた時も、「悠のために」と希望の皿を集めていた時も、「ハルカを傷つけた自分を責めるための自己満足」、「悠と一緒にいたいから希望の皿集めを手伝う」といった自分の欲望に基づいたものでした。

 

そういった理由から一樹だけが作中人物の中でも異常に浮いていたのですが、燕太を救うために走ろうとする彼は今度こそ欲望ではなく愛のために行動できるのでしょうか。

 

『ユリ熊嵐』では蜜子(=欲望)を振り切って銀子が己を映す鏡を引き裂くことで本物の「スキ」、つまり愛を証明します。
『さらざんまい』でも一樹やレオが欲望に飲み込まれず、本物の愛を掴むのか、繋がりを取り戻すことができるのかが今後(と言ってもあと2話ですが)の見どころです。

 

 

○兄弟愛

今回一番盛り上がっていたのは久慈兄弟でしたね。ツイッターでもトレンド入りしていました。
誓が撃ち殺されてしまい、「つながりたいけど、もう会えない」(8話サブタイ)状態になってしまった悠。「悪い奴だけがこの世界で生き残る」と言ってきた誓が唯一悠との繋がりを断ち切れずやられてしまう。「いい奴」ではないけど「悪い奴」にはなりきれなかった「何者でもない」誓は燕太とマブとは違い蘇るチャンスすら与えられませんでした。

 

借金に苦しめられた兄弟、お金でしか愛情表現ができない兄、最愛の兄を失い大金を投げ捨てる弟。金に苦しめられ金を手に入れても大切なものを失った悲劇の兄弟を美しく描く流れは素晴らしかったですね。

 

 

この兄弟では悠の愛が目立ちますが、誓の愛もまた泣かせるものでした。
誓にとっての欲望は、唯一切ることができない弟と一緒にいることでした。しかし今度こそ二人でいられると思った矢先に悠には大切な友達が出来てしまいます。誓は自分と一緒にいると確実に危険に巻き込むことはわかっているでしょうから悠に一日だけ時間を与えると言って逃げる猶予を与えたり、後戻りできないと何度も告げたり、銃を向けて悠から離れるように仕掛けたりと悠自身に自分から離れる選択肢を選ばせようとしていました。しかし、自身の愛を貫いて離れることはなかった悠を手放せなかった誓、人を殺してでも生き残ろうとした誓は結局生き残ることはできず直接その愛を伝えることも出来ぬまま死んでしまいます。

 

 

回想では素直に笑う悠と少し影の射す誓が対比的に描かれていましたが、誓は幼い頃から兄という役割を背負って生きてきたことがわかります。きっと親が死ななければ、借金を背負わなければ、兄じゃなければ、誓自身ももっと素直に育っていたかもしれません。その可能性があったからこそ余計に辛いですね。

 

 

「つながりたいけど、伝わらない」兄と「つながりたいけど、もう会えない」弟の悲しい愛の物語でした。

 

○サッカー選手

 

燕太の家は親の都合で海外赴任が多いということが今回でわかりました。また、悠、燕太、一樹は同じサッカー選手に憧れており、サラッとポーズとミサンガもその選手が元でしていたものという情報も出ましたね。

 

 

個人的にはこのサッカー選手が燕太の父なのではないかと思います。サッカー、海外赴任、という情報からもそうですが、選手の髪の色、燕太とサラッとポーズが共通している、という点からも言えそうな気がします。また、一樹が燕太をサッカーに誘う時、周囲から浮いていたという燕太を「君とサッカーがしたいんだ」と突然話しかけてきたことも不自然で関係あるのかなと思います。

どこまで描かれるのかはわかりませんが、もし当たっていたら7話までは一樹から始まった燕太との繋がりと思わせ、8話で実は悠から始まった繋がりと思わせ、本当は燕太から始まって全て繋がったという話になるかもしれませんね。


まとめ

今回は重要なポイントが多かったと思います。
冒頭でも述べた通り残り2話でどうするんだと思いますが、思えば『ユリ熊嵐』も9話で色々ぶっ込んでましたのでやはりここは幾原監督を信じて結末を待ちたいと思います。

拙い考察ではありますが参考になれば幸いです。

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ネムログ気になったのでライブドアブログからいくつか移行します。

趣味は読書(特に太宰治)、アニメ鑑賞(特に幾原作品)、京都観光。
京都には足繁く通っているので色んな情報を提供できたらと思います。

また、教育実習、学校教員(少しですが)を経験して思ったことも少し書けたら良いと思います。

現在はwebデザインを勉強中。
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