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【アニメ】アニメのダークホース『信長協奏曲』

nem0.85xem (1)
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2019-06-18 11:55:41
【アニメ】アニメのダークホース『信長協奏曲』

かなり前に『信長協奏曲』というとても面白いアニメがありました。
『信長協奏曲』と言えば小栗旬主演のドラマが目立ちますが、個人的にはアニメの完成度が非常に高くてお気に入りの作品です。

 

 

 

〈あらすじ〉

歴史が苦手でお調子者のサブローは屋上でふざけていると足を滑らせ落ちてしまう。しかしその拍子に何故か戦国時代へタイムスリップしてしまった。落ちた先でたまたま居合わせた自分と顔がそっくりな織田信長が、その顔を生かし自分と入れ替わって欲しいと言って去っていった。流されるまま信長を引き受けることとなったサブローは、天下統一を目指し邁進する。

 

この話の魅力は設定と展開だと思うのですが、アニメ版ではそこにさらに素晴らしい演出が加わって大変良作になっていました。

アニメは全編CGなのですが、観てる側に違和感を与えず、むしろ話の内容的にはCGの方が合っている作品と言えます。リアルな動きとわかりやすく変化しない表情が物語のシュールさや、おバカゆえに戦国の世にすぐに馴染んでしまうサブローのキャラを生かしていると言えるでしょう。

 

どの回も面白く印象に残っているのですが、以下にはその中でも特に印象に残った場面について紹介したいと思います。

 

 

○本能寺

信長と言えば本能寺の変で明智光秀に裏切られて天下統一を目前に無念の死を迎えることで有名ですね。
『信長協奏曲』自体はまだ終わっていませんが、織田信長の物語の結末は既に決まっています。しかしサブローは歴史が苦手で成績もあまり良くないので、織田信長が最後どうなってしまうのかあまり覚えていません。本能寺の変で信長が死ぬことはわかっていますが、どうやって死ぬのかまでは思い出せないのです。

 

そんな調子でとりあえず天下統一に向けて順調に事を運ぶサブローは、足利義昭の上洛を手伝った帰り道にたまたま本能寺の前を通ります。「本能寺」の文字を見たサブローは、何も考えず「ここで信長が死ぬんだ確か!」と思わず口に出してしまいます。それに驚く臣下たち。「縁起でもないことを言わないでください」と騒ぐ周囲の中で、ただ一人明智光秀だけは「もし殿にそのようなことがあれば、命をかけて私が守ります」と誓います。サブローも光秀の言うことであれば信頼できると「その時はよろしくね」と任せるのでした。

 

この場面は非常に熱い場面なのですが、その理由が明智光秀の正体です。この明智光秀は実は最初にサブローと入れ替わった本物の織田信長。

 

本物の信長は品行方正で大変優秀なのですが、病弱であるが故に国を背負う重荷に耐えられず逃げ出してしまいました。そしてその道すがら、たまたまサブローに出会い入れ替わるよう頼んだのです。身体の具合も良くなった信長は名を明智光秀と改め、織田家を日々大きくしていくサブローの元に就くことにしました。

 

信長は心からサブローのことを尊敬して感謝しています。自分では成し得なかったであろう数々の功績を残すサブローに尽くすことで織田家を支えようと決めたのです。

なので先に述べた本能寺前での言葉は本物であり、本気でサブローと織田家を守るために明智光秀は誓いの言葉を口にするのでした。

 

しかし本能寺の変を知っている読者としてはワクワクの展開ですね。

 

 

○二人の信長

アニメ版の最後は延暦寺の僧兵を焼き払った後、再び信長がサブローに守り抜くと誓いを立てるのですが、そのツーショットが最高なんです。二人の信長が向かい合い互いを認め心を許す友情は大変美しいのですが、それが叶わない結末を知りながら物語の幕が下りる演出は大変素晴らしいものでした。

 

更にエンディングでは一人一人信長の臣下にスポットが当たる演出がなされているのですが、その中でも羽柴秀吉、後の豊臣秀吉にスポットが当たる瞬間はこれから波乱の時代になる予感を感じさせるもので大変素晴らしかったです。

 

皆んながサブローに誓を立て織田家の家紋を背負って正面を向く中、秀吉だけがこちらに背を受け豊富の家紋を背負う演出は、あの短い時間で如何にこの物語の面白さを表現するか非常に考えられたものでした。

 

 

○まとめ

歴史物は元々好きでジャンルを問わず結構手を出している方なのですが、この作品はその中でも話に入り込みやすく非常に観やすくて魅力的な作品だと思います。特にアニメは力が入っているのがわかりました。

 

とても面白い作品ですし1クールだけなので機会があれば是非ご覧になってください。

 

Comment
hukushima
hukushima
2019-06-18 22:05:45ID:126695

>>ゆきんちょ::さん
この作品は当時秋アニメのダークホースと言われていて完成度は高いですがあまり目立った作品ではなかった印象です。
この機会にご覧いただければ嬉しいです(^^)

ゆきんちょ
ゆきんちょ
2019-06-18 21:46:08ID:126691

アニメ好きの私ですが、この作品は知りませんでした。
大変面白そうですね。
ぜひ見ます。

この記事を書いた人
趣味は読書(特に太宰治)、アニメ鑑賞(特に幾原作品)、旅行。 エンジニア見習い。 日々の色々を共有しながらnemのことについても学びたいと思います。