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「家造りの人生論:⑥収納計画と造作家具」

nem99.35xem (4) 109 2 0

不定期連載中の「家造りの人生論」ですが、第6回は家の収納と造作家具についてです。

家を建てる上で収納計画は不可欠です。そこを見誤ると将来余計な家具や収納物品を増やすことになり、物が増える原因となります。

家造りに当たって私たちがどのようにして収納計画を立てていったのか具体例を交えながらお話していきたいと思います。

前回までのお話を見る👇

 

収納計画

 

収納計画を立てる上で一番大切なことは自分たちの持ち物をまずは把握することです。家を立てた後は必ず引っ越しをしますので現在の住まいから新しい家に何を持っていき、何を捨てていくのか、家造りの話し合いの前に決めておくことが必要になります。

 

特に大型収納家具などを持っていく場合はそのデザイン性や色合いなどによって新居の色合いも決まってしまいますので十分に吟味する必要があると思います。

私たちの場合、以前の好みでダーク色のテーブルや仕切り型収納、食器棚やTV台などを揃えていたのですが、それぞれ微妙に色合いが違っていたり、新居のナナチュラルでグリーンなイメージとは合わなかったりしていたため、すべて処分(欲しい人がいたのであげた)しました。

 

ここでは「もったいない」は禁物です。

 

新居にいれるのは自分の思い入れの強く、気に入っている家具やお気に入りの椅子、自分たちらしさ溢れる小物などに限り、そして計画段階でそれらの家具の配置や見せ方について設計士(建築家)とよく相談しておくとよいと思います。

もちろん新居に移ってから捨てることも可能ですが、先に処分しておくほうが引っ越し費用も安くすみますし、後から捨てる方がなにかと面倒になってしまうと思います。

 

新居の収納家具を計画するに当たって持っていく荷物の具体的な数や量を把握しておくことは収納や家の内部空間造りにおける失敗を避けるため重要になります。

 

収納は大きいほうがよい!?

 

よく、住宅メーカーや家具メーカー、キッチンメーカーの売り文句に「十分な収納力」があると思います。

階段下収納、ストック庫、物置、ウォークインクローゼット、ロフト、屋根裏、地下収納、戸棚・・・etc。切りがないぐらい家の中に収納場所が作られています。

たしかに物が増えてくれば家の中をスッキリするためにたくさんの収納場所が必要になるかもしれません。

大は小を兼ねるといいますし、小さいよりは大きいに越したことがありません。

 

これは本当か?

 

人の心理として置く場所があればそこに物が増えていきます。

テーブルの上が片付かないのはそこに置く場所があるからで、例えば家の中に飾り棚やニッチをたくさんつくれば、きっとそこには何かを置かなくては気がすまなくなってしまいます。

 

収納も一緒で、大きな収納に少ない荷物だとかなり空間が余りますので人はそこを埋めたくなってしまうのです。

つまり収納があればあるほど、棚があればありほどモノが増えていくことになります。

以前の「家造りの人生論」で述べたことの繰り返しになりますが、物が増えれば、それを管理する時間が増えます。例えば食器を集めて、飾って眺めるのが好きだとか、フィギュアの掃除をしながらディスプレイすることが生きがいなど、その管理を楽しめるぐらいそのモノ自体を愛しているのあれば、問題はありませんが、そうでなければ好きでもないモノに時間と空間が奪われてしまうのです。

 

自分たちの必要量をしっかりと吟味して、それが隙間なくきちんと収まるぐらいの収納がちょうどよいと思います。

物が増えて収納が少なくなれば空間を作るために不必要になったものを処分して、全体量をコントロールすることでいつまでもスッキリとした空間を保つことができるのではないでしょうか。

そして、最初に収納を少なくして、あとで物が増えたときに、全体量をコントロールするのではなく、新たに収納家具を増やすことには注意が必要です。

それは最初に収納を増やすことよりも、居心地の良い空間を歪めてしまう可能性があり、最初に建築家がデザインした空間全体のバランスが崩れてしまうことになるからです。

建築家は空間、間取り、家具、色合いその全体のバランスを見ながら設計していますので、そのバランスを維持することが居心地の良さを維持することになるのではないでしょうか。

 

造作家具と収納

 

全体のモノの量が決まったらその配置や大きさを測り、家の中に収めていきます。私たちも実際に持ち込む家具や家電の大きさを測り、その大きさに応じた収納場所を作っていきました。

多くの建築家は自分のお抱えの家具職人や家具屋さんを持っており、私たちが設計を依頼した建築事務所では匠龍木工社という木工所で家具製作を行っており、私たちもTV台やキッチン、食器収納、本棚はこちらの家具屋さんにオーダーすることになりました。

キッチンと横並びのテーブル、右横奥の食器棚、さらにリビング奥のTV台は同じとこで造作。

素材感が統一されている。見た目にすっきりとさせるためキッチンの高さとテーブルの高さを合わせるためにキッチンの床を15cm下げている。キッチンの前面はすべて奥行き15cm程度の収納になっており、コップ類や薬品類、文房具など細々した日用品が収納されている。

TV台横のスペースは仏壇収納の家具を配置する予定で開けている

 

オーダー家具の良いところは家の設計に合わせて自由に大きさを決められるところと色合いや風合いを統一することで家に一体感が生まれ、全体のバランスがよくなります。また劣化や破損があってもほとんどが修理することができます。

量販店で家具を購入するよりも費用はかかりますが、買い直しすることなく、また使う素材に寄っては経年変化のエイジングも楽しむことができます。(ただし写真の通り色が単調になりやすいため椅子やソファー、クッション、観葉植物やポスターなどで色を取り込むようにすると良いと思います。)

 

また、事前に配置するモノの大きさをしっかり測っているため、家具の中にきれいにモノが収まります。また見せたい収納や隠したい収納など用途によって自由に設計できる点もよいと思います。

 

そして、現在あるものだけではなく、未来に必要になるものも予め予定として組み込んでおくことが大切です。

私の場合は兄弟がなく、近い将来実家にある仏壇を守っていく必要があったため、仏壇を収納するためのスペースと家具の計画もたてていました。また子供が大きくなったときに必要になるロフトベッドもこのときは作成しませんでしたが、家具の設計自体はこの時点で行っていました。そのため、実際に仏壇がきたときも置く場所に困ることなく、スッキリと収めることができました。

 

手作り家具

 

私の机と洗面台、リビングテーブルは自分たちで手作りしました。作ったと言っても家具の設計は建築家がしてくれて、私たちは木材屋さんに行き、木種を選んで、加工された木材部品にヤスリをかけて塗装をしただけなのですが、普通無垢材の一枚板の家具なんかは数十万する高級品ですが、大きな一枚板でも節や割れなどによって掘り出し物もあり、大きな板を無駄なく使うことによってかなり費用を抑えることができます。

自分たちで手作業することによって家具への愛着もわき、無垢材の家具はエイジングを楽しみながら一生使うことができますので決して高い買い物ではないと思います。

休みを利用して行う作業はなかなか大変でしたが、私たちにとってはとても楽しい時間になりました。

 

洗面台の板、この後真ん中に穴が開けられて、洗面台が取り付けられる

 

完成して取り付けられた板、右端に割れがあるがパテで埋められ、裂け防止にリボンが取り付けられている。

そのためきれいな一枚板より安く購入することができるがこれを味ととるかは自分次第。

 

家を建てる以前は自分たちで家具を作ることができるなんて思ってもいなかったので、もし家の新築の有無に関わらずこれから木を使った家具が欲しいと考えている方は、こうした木材屋さんで相談してみるのもよいかもしれません。

 

まとめ

 

今回は家造りにおける家の収納と造作家具についてまとめていきました。

家の収納計画は実際に住んだ後の空間を居心地よいものに保つことができるかどうかにとても大切ですので、事前にしっかりと計画することが必要です。

 

私が家を建てた後に購入した家具はソファーと食卓椅子のみで、1年後点検の際に建築家が家を訪れた際は1年前の引き渡しのときとほとんど空間の状態が変わっていないことに非常に驚いていました。

 

その理由を聞いたところ、ほとんどの家が収納計画がうまく行かずに新たに収納家具を購入していたり、以前の住まいから捨てられず持ってきた家具がバランス悪く配置されていたりしていたそうです。

そのため、多くの家の設計に関わっているのにも関わらず、その後お客さんを連れて実際に建てた家の見学に行けるのは数えるほどしかないとのことでした。

 

家造りの際は目先のことだけではなく、先のことも考えておくことで置き場所に困ることもなく、余計な家具を増やすこともなくなります。造作家具は多少の費用はかかりますが、家に住む年数のトータルで費用を考えておくようにすると決して高い買い物ではありません。

 

住んでいる時間が自分たちにとって居心地のよいものになるように、事前に十分検討しておくことが大切だと思います。

 

次回の家造りの人生論は家の見積もり時の考え方や費用を抑える工夫についてお話していきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

前回までの記事はこちら👇

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Comments from NEMber
7zoesan
2019-08-24 23:02:02ID:142125

>>和泉::さん
はい!かなり気に入って大切に使ってます。

和泉
2019-08-24 14:30:01ID:141993

いいですね!
家具に自分の手で何かをするのは、愛着が湧きそうです!

NEMber who posted this article

北海道で理学療法士兼スポーツトレーナーとして活動しています。
これまでの臨床経験から得た気づきや学びに関すること、
日々の読書の備忘録など、徒然なるままに健康と幸福と自身の人生観についてアウトプットしていきたいと思います。
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