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演劇基礎論◆ 【アクタージュ】に学ぶ演劇!「主役の芝居」

nem4.45xem (3)
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2019-11-05 15:57:25
演劇基礎論◆ 【アクタージュ】に学ぶ演劇!「主役の芝居」

 

【王賀美陸】というスター性をもったキャラクターが、

主人公に観客の目が釘付けになっている状況を打破するために【見得を切る(※)】」

というシーンがあります。 

※本編では足音を大きく鳴らして踏み込んだ

 

圧倒的に存在感が相手の方が勝っている状態で自分に目を向けさせるという小技です。

そしてその後、殺陣(※)のシーンで主人公に相対する彼は、主人公を舞台面(つら)(※)につけまわし(※)ながら誘導し、

観客に対して背中を向けて演技するように仕向けます。

 

ここでも主人公に相対する自分の顔を観客に見せるよう、立ち位置を変えて利用したわけです。

 

これらは本来【主役の芝居】と呼ばれるもので、主役が意図して脇役を自身の演技で位置を巧みに誘導し、

自分が優位な位置取りで芝居が出来るように舞台をコントロールする手段です。

この場合、相手の存在感が大きすぎるため、重要な脇役が主役に食われるのを避ける手段として行ったという感じですね。

 

(羅刹女)

 

例えば舞台の稽古中など、立ち稽古をしながら大体の位置が決まっていくプロセスで、

日々このようなつばぜり合いが行われていることでしょう。

意図しない動きを自然にさせられてると気が付いたら、

もしかすると優位置を取られるようリードされているかも知れませんね。

もしそれが気に入らない、しっくり来ないようなら、自分も役作りと場面の状況に応じた動きで、

しっかりと(演出に)答えを出してみましょう!

 

注釈)

※殺陣…武具(または素手)を用いた戦闘シーンや格闘シーン

※つけまわし…正面で向かい合った二人が、(主に)円の動きでお互いの中心から同心円上に移動すること、基本は一定の距離を保っている。

※見得を切る…歌舞伎などで行うポージングとそれまでの動き。最後にピタリと止まることで成立する。

※舞台面…舞台の観客席に一番近い端っこの部分

 

※今回引用したページはTwitterをご覧ください※

ttps://twitter.com/nojitarou/status/1191613199604277250?s=20


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この記事を書いた人
ウン十年の役者人生を歩む(舞台メイン、古くはテレビ、CM、など)。キッカケを得てフリーに。 (ブログ内画像はフリー素材かオリジナルを使用しています) ★下記ホームページアイコンは「ブログ全体の目次」へのリンクです★