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演劇基礎論◆ 【アクタージュ】に学ぶ演劇!「目線の使い方」

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今回は前回出ました【王賀美陸】の小技についてもう一つ。

 

主人公の圧倒的存在感から、観客の目を自分に向けさせる動きについて前回書きましたが、今回はそれの応用編です。

 

彼が主人公に持っていかれている観客に自分を意識させる手段として、

【お客を見て芝居をする】という行動を取りました。

これは芝居ではしばしば見られることです。

 

 

常々、舞台は異空間の切り取りで、演者は役になりきるものだ…と言ってますが、

それだけだとお客が置いてけぼりになったり、違うところに目が行ってしまって本編の理解の妨げになるケースもあります。

そういう時にも使えるのがこの技です。

 

簡単なのは、割に静かなシーンでの独白で、ふと客席に目をやるやり方。

「あ、思い出した!」というような切り替えのタイミングで、特定の客席にパッと目をやる…というのが、

(芝居の)世界観を壊さずに自然に自分に注目させることが出来るのかなと思います。

下手なうちはこれをするとあざとく、芝居の流れも切ってしまったりと散々なことになります。

が、上手な役者はこれらを駆使し、注目されるべきポイント(聴かせておきたいセリフや見せておくべき動きなど)でサラっと使えるんですね。

 

お客の側にしても、上手くシンクロ(同調)出来ない場合などは特に「目が合ったような気がすること」で、世界に入り込むサポートになったりします。

そんなイイ感じの技ですが、気を付けたいポイントがあります。

それは【観客の目を直に見ないこと】です。

 

お客の目を直接見てしまうと、完全に舞台の世界と現実世界が繋がってしまい、

その俳優が目当てで来てるお客ならともかく、そうでない人は現実に引き戻されてしまうことでしょう。

なのでこの技のコツは【お客の鼻(の辺り)をぼーっと見る】こと。

 

 

学校や仕事などの面接でもそうですが、人間は一定の距離以上あいていれば、鼻を見られると目を見てると錯覚するものです。

ましてや舞台は舞台上は明るく、客席は暗いのが通常。そんな中だと鼻のあたりを見ていれば自分を見ていると錯覚させることが出来ます。

お客にあっても「あれ?今目が合ったのかな?」くらいが、芝居の流れをじゃなしない丁度いいところだと思います。

 

※ ちなみに、ここで説明しているのは、あくまでも芝居を壊さない技であり、

目を見てセリフをお客にかける【いじり】のことではありません。

その舞台の世界にはない現実の小ネタをアドリブで挟んだり、

役と関係ない言葉で語りかけたりは言語道断、そんな人は即刻役者を辞めてくださいね。

 

※今日の元の漫画のコマは下記でご確認ください。(頭にhを足して下さい)

ttps://twitter.com/nojitarou/status/1192366726626676736?s=20

 


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ウン十年の役者人生を歩む(舞台メイン、古くはテレビ、CM、など)。キッカケを得てフリーに。NEM、XRP、草の保有者。Twitterでは暗号通貨の他ノンジャンルで有名無名関わらず、ダメな人以外をフォローします。(ブログ内画像はフリー素材かオリジナルを使用しています)
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