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【読書の秋2019参加記事】なぜ倒産

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2019-11-09 20:05:48
【読書の秋2019参加記事】なぜ倒産

失敗は成功の母であるが、海のように広大なため沈んだら何処かの礎になるのがよい。

そう思います。

日本は恥の文化でもあり、失敗の多くは秘匿されます。故にほんのわずかな失敗を針小棒大に語り、

いえ、失敗の情報に触れ慣れていないがためにさも致命的なように語られる。

それすらも昨今形骸化しており、思考できない先人は失敗させる要素すら考えず、形式通りの成功法則を導き出す。

それがどれほど危険なのかという事を認識すらできず。

 

と、いうことで今回は7zoesanさんの読書イベントに参加します。

 

 

成功体験は読んでいて面白いのですが、ノウハウというよりは著者の意見やコマーシャル、偏った思い込みによる体験談というのが多いですよね。

当然それで成功したのでしょうけど果たしてどれだけまねできるのだろうか。

実際にいろんな人とお話しして、成功体験を得意げに聞かされると鼻につくことが多いですが、それはたぶん役に立つ情報と役に立たない情報を

かぎ分けることのできる人間の機能の1つだと思います。大体仲良くなる時って、お互いの失敗談を共有したときに意気投合したり。

そんな失敗も多くしたいですが、資本の関係もありますので、出来るだけ失敗しない様に運営したいものです。

 

そんなことを考えながら本屋を歩いてみますと、思った通りの本に出合うことがあります。

今回ご紹介する 日経BP社発行 なぜ倒産 こうするよりほかなかったのかーー です。

 

その中で多く出てきたキーワードが 「ヒット」「大ヒット」「ブーム」です。

 

中の一例をご紹介すると、「こびとずかん」を出版した長崎出版!(無くなっていたのを知りませんでした)

2006年児童出版社から転職してきた編集者が企画を出しキモカワ系のブームの走りである「こびとづかん」

当初売り上げに苦戦を強いられてきたが、子供たちの熱烈な支持により2008年からブームに火が付いた。

キャラクター販売も始め相乗効果で2008年1億6520万円だった売上高が、2012年には12億8090万円にまで急増した。

2011年にはこびとづかんの売り上げが8割以上を占めていたという。

 

社長である小寺氏が2011年に知り合った経営コンサルタントが曲者のようだ。

通信販売会社に出資という「名目」で約5000万円を拠出、その直後拠出した会社の業績が急激に悪化したという。

また、経営コンサルタントが運営する梱包資材会社に対して4600万円を貸し付けたが、大半が焦げ付き返済を受けたのは300万円ほど

そんな中、2012年3月に「こびとづかん」の編集担当者が辞職する。原因は経理にあった。

「社長は経理や、財務に社員を一切タッチさせることなく、お金ルーズで、著者への印税の支払い漏れが多発していた。社外活動が増えると

その傾向に拍車がかかり、ヒットを生んだ編集者は不信感を募らせた」と元社員は話す。

 

そのあと、詳細は省略しますが、ヒットを生んだ編集者が版権管理の会社に転職し、こびとづかんの版権を入手。

その売り上げに依存していた長崎出版は資金繰りが厳しくなり活動を停止した。

 

という事でした

 

ここで私が気になったのは、何らかの名目で近寄ってくるお金の流れを変化させる人間。ですね。

個人的な解釈としてはお金が集まってくるともしくはお金があるところに

まるで親切な人のように寄ってきて、善意を装って認識すらできずに破綻に導く人種がいるという事です。

私も、体験したことはあるのですが、大多数の人が気づくことなくいつの間にか方向が変わっていきます。恐ろしいです。

どんな敏腕な社長であっても、気を付けないと取り込まれることでしょう。

 

もう一つはヒットしたときが一番崩れるという事ですね。この本の共通しているほとんどの事例が

世の中のヒットに乗り、過剰な設備投資、過剰な人員確保、無謀な投資を不特定多数に出す。です。

もちろん当事者は、真剣に取り組んでいることは明白です。

真剣に取り組んでいる時ほど、一握りのリスクに対する余裕を持つ必要があると思いました。

 

以上

 

Comment
7zoesan
7zoesan
2019-11-10 11:08:38ID:158511

本のご紹介ありがとうございました!
私も昨日ご紹介した本は失敗から学ぶ本でした。
成功しているときこそ冷静になること、成功は自分の力でだけで生まれたものではないという認知、学びました!

この記事を書いた人
ねむちゃん投げるよ!