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【プログラミング】プログラミングの義務教育化について思うこと

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2019-11-18 14:10:36
【プログラミング】プログラミングの義務教育化について思うこと

プログラミングと教育について、一応元教育関係に携わっていた者として所感を述べたいと思います。

 

○プログラミングの義務教育化の是非

そもそもプログラミングを義務教育化することは良いことなのかという話ですが、個人的には良いと思います。

 

これからますますITは生活に浸透していきます。生活に深く関わることについて学ぶことは自分を取り巻く世界を見つめることに繋がるのでとても有益なことですし、プログラミングを学ぶことそのものは賛成です。

 

事実私も半年ほど前からですがプログラミングについて学んだことで世界が広がりました。

 

しかし、あくまでも賛成できるのはプログラミングを学ぶことそのものです。

 

 

○問題は教える側

この話で最も問題なのは誰が教えるかです。

 

正直今現場で教えてる教師にプログラミングを教えることは非常に難しいと思います。私が教育実習に行ったところや最初に赴任したところはパソコンもまともに使えない教師が多かったです。それどころか未だに手書きでテストを作成している人もいます。

 

別にそれが悪いことだとは思いません。世代が全然違いますし、パソコンがない頃から生きてきた人もいるわけでそれ自体は仕方のないことだと思います。

 

しかし子どもたちにとったらそんな事情は知ったこっちゃありません。ちゃんと教えられる人がいないと困るわけです。

 

考えられる対策としては映像教育か情報教育の資格を持つ講師(正規の教師にはしばらくしなさそう)を雇うの二択だと思います。しかし、後者も結局情報教育の資格を持っているだけでプログラミングとはまた別だと思われるので結局あんまり意味はないのかなと思います。

 

ぶっちゃけ全員Progateやるのが一番効果的だと思います。

 

 

○何をどこまで教えるか

実際プログラミングを始めて思ったことは、この世界は非常に奥が深いということです。数学や国語、どの科目にも言えることではありますが追求すればどこまでも学べます。

 

ではどこまでを義務として学ぶかということが問題になって来るわけですが、そこについてはまだ具体的に結論は出ていません。

 

プログラミングを学ぶ意味は、

 

  • 自分を取り巻く世界について学ぶこと
  • ITに興味関心を抱くこと
  • プログラミングを通して論理的思考を身につけ生活に応用すること

 

らへんにあると個人的には思いますが、どのレベルまでプログラミングができればそれらが達成されたことになるのかということについて国がちゃんと有識者を立てて考えられるのか正直疑問です。

 

 

○もう少し先の話

今話したことは義務教育化されてすぐくらいを想定していますが、ここではもう少し先の私の未来予想について少し書きたいと思います。

 

個人的に義務教育化がされて10年20年経つ頃は、そもそもプログラミング自体そこまで必要としない社会、もしくは誰でもできるほど簡易化された社会になっているのではないかと思います。

 

理由は、プログラミングそのものの技術革新が進んでいることにあります。現時点で業務用システムのプログラミングを自動で行うものが既に開発されています。人がやらなくても機械が勝手にやってくれるやつです。

 

また、噂のAIが勝手にプログラミングをする未来はそう遠くはないでしょう。むしろプログラミングこそAIが得意とする分野だと思います。

 

最近プログラミングが流行っていますし、私を含めそっち関連に転職したい人は増えていますが、プログラマーやエンジニア自体は余程優秀ではない限り日本においてはそんなに長続きするものでもないと思います。

 

ですので、学校で教えるプログラミングは結局時代遅れのものになっていきあまり意味のない技術を身につけて終わってしまうのではないのかと思います。

 

プログラミングの基礎を知ることは良いことですが、果たしてそれを予算を割いてまでする必要があるのかは微妙になってきますね。

 

 

○他にすべきことがあるのでは?

冒頭でプログラミングを学ぶことそのものは賛成と述べましたが、正直それより優先させるべきことが現在の学校教育には沢山あります。

 

よく学校教育ではテストの結果や目的が達成されたかどうかで評価されますが、学校教育において最も大事なのは過程だと思います。

 

既存の教育システムでは、一人の教師に少なくとも35人以上を任せていることになるので過程を評価するのが非常に難しく、結果過程の評価はおまけになってしまってるのが現状です。

 

しかし、大事なのは過程の中で学ぶことです。

何かプロジェクトを与え、その目的達成に向けてどのような手段を使うか、何を知れば、どのように調べれば、何をつなげていけばそこに辿り着けるかを考えることが大事なのであり、その過程で得た学びというのは他の場でも生きることになるのです。

 

なのでプログラミングも教えるのであれば、そもそも現在の大人数で板書してふむふむ頷いて終わるだけのような体制自体を変えないと結局意味がないのではないでしょうか。

 

バリ島にあるグリーンスクール(参考:https://www.mamamayu.com/archives/179)というところが非常に理にかなった教育をしており理想的なのですが、本来学校教育が目指すべきはこういう姿なのではないかと思います。もちろん全て同じにできるわけではありませんが、こういった学校の良いところは取り入れていくべきでしょう。

 

 

○まとめ

いくら言ったところであのトップオブ閉鎖的空間が簡単には変わるとは思いませんので仕方ないですが、今の子どもたちは義務教育はあてにせずいろんな体験をして自分の興味の持つもの、なんでも良いんで好きなように楽しく学べるものを見つけるのが一番良いんじゃないかと思います。

 

世界は学校が全てではないということに一刻も早く気づく手掛かりにでもなれば、プログラミング義務教育化の意味はあるかも知れませんね。

Comment
hukushima
hukushima
2019-11-19 19:07:22ID:160098

>>ちくぽか::さん
教師はあくまでサポート役であるのが理想なのですが、今の環境だと中々それは難しいのでやっぱり根本的な環境問題を解決しない限りは難しいですね。
そこを解決しないままプログラミングとか言っててもあんまり効果は期待できないと思いました。

hukushima
hukushima
2019-11-19 19:02:59ID:160096

>>やそ::さん
「どういったプロセスを踏んで課題に取り組んだのか」というところをもっと明確化できれば良いのかなと思います。
100年くらい変わらないこの義務教育の意味をもう一度捉え直してアップデートする必要がありますね。

ちくぽか
ちくぽか
2019-11-18 21:58:58ID:159907

全員progateいいですね。大人はサポートするだけの自習室みたいな感じになるのが最適な学習環境かもしれないですね。
具体的な技術はすぐ時代遅れになってしまうからこそ、プログラミングを通して論理的に問題を解決していく根元的な力を養って欲しいと思いました。
でもその教育を行う「場」は従来型の義務教育じゃなくてもいいのかもしれませんね。
現場を知る方からの意見ありがとうございます!

蛇足ですが、バリのグリーンスクールは環境教育に力を入れている所が好きです。環境問題を直視せずにより良い未来は有り得ないと思います(グレタばりの断言)

やそ
やそ
2019-11-18 17:38:54ID:159893

過程は家庭で見れたりすると、教育としては理想なんでしょうけれども。
義務教育とはなんぞや。と言うところの根本から考えても良いのかもしれません。

ちくぽか
ちくぽか
2019-11-18 15:39:09ID:159875

yonnsann書いてくれて嬉しい!
イベント参加ありがとうございます!!
後ほどコメントさせて下さいね。
お先に参加賞をどうぞ!

この記事を書いた人
趣味は読書(特に太宰治)、アニメ鑑賞(特に幾原作品)、旅行。 エンジニア見習い。 日々の色々を共有しながらnemのことについても学びたいと思います。