Wait a moment...

演劇基礎論◆漫画:アクタージュ に学ぶ!「俳優のイメージ」

nem2.55xem (3)
295
0
2020-01-14 17:26:21
演劇基礎論◆漫画:アクタージュ に学ぶ!「俳優のイメージ」

久しぶりにアクタージュ題材の演劇解説です。

このコーナーはアクタージュの進捗と内容に左右されるので超不定期です。

 

今回は「俳優のイメージ」と題して、芝居をしてるとよく起こる、

"自分についた役のイメージ"に対してどう向き合うかを書きたいと思います。

 

では本編の吹き出しのセリフですどうぞ。

 

◆◆◆

芝居ってのは

そいつの生まれ持った性格や雰囲気が

そのまま武器になる

からな

 

例えば

白石は元々

"善人役"ばかり

あてがわれる

役の幅の狭い

役者だった

 

理由は一つ

善人ぽいから

 

(それが)

今じゃ仁侠映画御用達のヒール俳優だ

 

優しい笑みで

こわもてたちを相手にする

あの異質の恐ろしさは

マネできるものじゃない

 

つまりあの人は

 

誰が聞いても

その言葉に正しさを

感じさせる役者

正論ってのは時に

暴力より強いもんだ

 

労せずラセツジョを苦しめさせられる

唯一の人だよ

 

我々役者には

ゴールもなければ

正解も無い

 

「アクタージュ」より抜粋

◆◆◆

 

ご尤もです。最後に書かれてる「役者にはゴールも正解も無い」。

自分が演出するときには、楽日にダメ出しして怒られるくらい満足することが無いのです。

自分が演者だと終演したあとでも、より正解に近いだろう演技をする(ような)夢を見ます。

 

脱線しました。(脱線ついでに十羅刹女↓)

 

まずキャスティングについてですが、これは演出によってタイプが違います。

私の師匠は、(実力より)役に雰囲気があっているかを重視していたので、

この「芝居ってのはそいつの生まれ持った性格や雰囲気がそのまま武器になる

というのはよく分かります。

 

いくら器用に芝居をしたとしても、自前の雰囲気や人生経験などには勝てません。

お客が芝居を見て納得するためには、演者とシンクロする必要がありますが、

そこは技術より見た目や声のトーンなどのイメージの方が脳に直接きます

 

「"善人役"ばかりあてがわれる役の幅の狭い役者だった。理由は一つ善人ぽいから」

これもあるあるです。

一つ当たり役がハマるとそればっかり来ます。

(私も昔はシュッとしてたので"王子"とか"女たらし"とか二枚目ばかりやってましたw)

 

そしてそれらを打開するのは、経験と雰囲気づくり、そして演技力です。

 

これは積み上げるしかありません。

まずはハマった役を腐らずにこなしながら、役作りや演技術を身に付けていきましょう。

ハマり役があるだけまだ恵まれているということを忘れずに

(多くの役者の卵はハマり役すら無いまま生涯を終えます)

 

さてではその身に付ける技術面ですが、(これに関してはイメージですが)こんな感じです。

自分の武器を何かに持ち替えるのではなく

その武器を片手に、もう一方で他の武器を持つか、または盾を持つか、

その武器に魔法攻撃を付加するか、その武器を倍の速度で振れるようになるか、

などなど、まずは悩みまくって、武器を進化させることを考えましょう

 

ひどく抽象的で申し訳ないのですが、演者は役を与えられてこそです。

私はあなたの劇団付きの演出家でもないので、個々に適切なことは言えません。

そして役者なら、先ほど書いた武器の例で何か感じていただけると思います!!!!!

(丸投げとは なんて無責任な!)

 

そのヒントはもちろん、漫画にも書かれていますよ。

 

「(善人役ばかりだったが、それが)今じゃ仁侠映画御用達のヒール俳優だ。

優しい笑みでこわもてたちを相手にするあの異質の恐ろしさはマネできるものじゃない。

つまりあの人は、誰が聞いてもその言葉に正しさを感じさせる役者(だよ)。」

 

さて、何かヒントのようなものを感じられましたか(`・ω・´)?

 

まずはハマり役が来てからのお話でした。。。。

 

 


▷目次リンク

https://nemlog.nem.social/blog/25422

 

この記事を書いた人
ウン十年の役者人生を歩む(舞台メイン、古くはテレビ、CM、など)。キッカケを得てフリーに。 (ブログ内画像はフリー素材かオリジナルを使用しています) ★下記ホームページアイコンは「ブログ全体の目次」へのリンクです★