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【NEM技術勉強会】ShizuiNetのセキュリティー問題【ライブドアニュース】

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2020-01-26 05:37:43
【NEM技術勉強会】ShizuiNetのセキュリティー問題【ライブドアニュース】

ライブドアニュースで、NEMが取り上げられて喜ばしいことですが、ひとつひっかかることがありました。

 

「ただ、ブロックチェーンはただでさえ、悪意あるデータの追加を防ぐインセンティブ設計が難しく、莫大なメンテナンスコストを要する。アップデートが逆に、そうしたブロックチェーンの脆弱性を高めるリスクがある。開発企業は、自社のみならず、ユーザーの投資対効果を担保するためにも、システム不備への対応やセキュリティ対策に十分な注意を払う必要がありそうだ。」

 

記事の最後に付け加えられた、この一文がどこから来たのか調べてみました。ブロックチェーンってセキュリティーは高くて、メンテナンスコストも格安なんじゃないの?もしそうじゃなかったら、ShizuiNetは果たしてブロックチェーンで良いのでしょうか?


まず、この文章の根拠となっていそうなnoteを見つけました。

 

ブロックチェーンが使い物にならない理由

 

これは、2018年に書かれたJimmy Song氏によるMediumの論文を翻訳したものです。

 

 
中央集権型の管理が必要な事例に、ブロックチェーンを安易に持ち込むことへの警鐘です。ブロックチェーンは単なる「台帳」ですから、データベースとしての性能は低いです。修正できないのは、メリットでもありますが使いにくさに直結します。さらに、悪意あるユーザーによる妨害への対処や、バグの修正にも時間とコストがかかります。
 
これらの問題点は、取り扱う情報が複雑であればあるほど顕在化してきます。たとえば、ビットコインはお金という単純な数値が、アカウント間を行ったり来たりするだけで、非常にシンプルな構造をしています。一方、イーサリアムが実装しているようなスマートコントラクトは、それ自体が一つのプログラムコードであり、より複雑な機能を実現する代償として、バグに弱いという欠点も持っています。
 
ブロックチェーンが無用の長物であるかのような氏の主張には同意しかねますが、ブロックチェーンを利用する時には、物事をできるだけシンプルにするのが重要であるというのは、考慮に値すると思います。例えば、ShizuiNetは「SVOO」の4要素方式を採用しています。ビットコインの通貨方式から「量」を取り除いて、通貨の「種類」と「バーコードデータ」を追加したものです。送付元、送付先、通貨の種類、バーコードデータの4つのみ取り扱います。2次元バーコードが持つエラー訂正機能と、NEMブロックチェーンの優れた設計のおかげで、バグが入り込む余地はほとんどありません。
 
一方、データ入力をするデバイスのセキュリティーには、細心の注意が必要だと考えています。細胞を取り扱う施設は、普通入退室管理がなされている高セキュリティー区域ですからひとまずは安心できます。培養作業は、2人以上で相互確認が基本で、送信をマルチシグ化するのもひとつのアイデアです。さらに高度なアグリゲートトランザクションを使った、複数施設間での相互監視というのも、カタパルトなら可能でしょう。

このように、完璧ではありませんが、NEMブロックチェーンとその発展型であるカタパルトは、セキュリティー設計上も、柔軟で優れた機能を持っており、手前味噌ではありますが、NEMを採用して良かったなと思うところでもあります。そして、既存の施設のセキュリティーにこっそり便乗しようという姑息な戦略も間違っていなかったと思うのでした。
 
目指せ北海道
Comment
目指せ北海道
目指せ北海道
2020-01-26 18:36:36ID:170930

>>ボー太郎::さん

世の中ビットコインとイーサリアムだけで話が済んでいて、いろんな工夫しているブロックチェーンにまで目が届いてないところありますよね。知ったかぶりが多すぎるw。

ボー太郎
ボー太郎
2020-01-26 17:16:31ID:170927

あてもなく開発が続くイーサリアムと違って、
『ブロックチェーンはここで使えよ』と言わんばかりに、
NEMは明確に『ブロックチェーン利用法』をよく考えて設計されているのが良く分かります。
エコシステムが上手くいけば社会に浸透するでしょう。
結局最後の障害は人間同士の信頼関係になると思います(;^ω^)

この記事を書いた人
趣味はバイクでツーリングしながら、ブログを書いたり、動画配信したりすること。 ラズパイをバイクに積載して、ボタン一つでYoutubeライブ配信できるシステムを作りました。それを発展させて、XEMの価格を常時監視、取引するボットも作って活用してます。子供の頃から技術書を読むのが好きなので、NEMの技術文書を訳したりもしています。 本業は再生医療研究者です。歯の神経の中にいる「歯髄(しずい)細胞」を活用して新しい医療を開拓するために、しずい細胞プロジェクトを推進中。細胞の流通(トレーサビリティー)管理にNEMを使おうと思ってmijin v.2を導入したんですが、コロナで実用化が全然進みません。管理システムの名称は「ShizuiNet」。