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【NEM技術勉強会】5.1.2 アドレスエイリアス 5.1.3 故意のアドレス衝突【Symbol白書】

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2020-02-08 09:30:07
【NEM技術勉強会】5.1.2 アドレスエイリアス 5.1.3 故意のアドレス衝突【Symbol白書】

Symbolから、アドレスとモザイクにエイリアスという名前を付けることができるようになりました。アドレスもモザイクも正体は16進数の並びですが、それらが誰のものなのか、何のトークンなのかを、わかりやすい文字列を関連付けて区別できるようにする仕組みです。


5.1.2 アドレスエイリアス

アドレスは、1つあるいはそれ以上のエイリアスを持つことができ、それはエイリアストランザクション(

https://nemtech.github.io/concepts/namespace.html#addressaliastransaction)

によって生成される。アドレスと関連のあるすべてのトランザクションは、公開鍵から作られたアドレスとアドレスエイリアスの両方をサポートする。その場合、アドレスエイリアスを指定する部分は以下のように表現する:

  • 1とOR計算されたネットワークバイト(ネットワークバイトはアドレスの最初についているアルファベットのことです。つまりテストネットアドレスのT (0x98)やNIS1アドレスのN (0x68)など。これは、他のネットワークのエイリアスと簡単に区別するために付けられます
  • エイリアスとして用いる文字列と紐付けられた8バイトのネームスペースID
  • 15個の0バイト

 

5.1.3 故意のアドレス衝突

 

2つの異なる署名用パブリックキーが、同一のアドレスを生成してしまう(衝突する)可能性はある。もし、そのようなアドレスに価値のあるアセットが保有されていて、かつ、他の公開鍵に紐付けられていなかった場合(つまり、アカウントから一度も送金がされていない場合など)のみ、攻撃者はそのアカウントからアセットを引き出すことができる。

 

しかし、そのような攻撃が成功するには、攻撃者はプライベートキーとパブリックキーの組み合わせを以下のような条件下で見つけなければならない。すなわち、パブリックキーのSHA3_256ハッシュが、同時にripemd-160が生成する160ビットのハッシュ(先に説明したもの)でも同一のものを生成するようにしなければならない。SHA3_256のハッシュ化は128ビットの長さのセキュリティーを持つため、SHA3_256の衝突が見つかることは数学上まずあり得ない。Symbolアドレスとビットコインのアドレス生成方法の類似性により、このようなSymbolアドレスの衝突の可能性は、ビットコインのそれと同等と考えて良い。


これで、アドレスに関する部分は終わりです。エイリアスによってアドレスにもある種の名前をつけられるようになった(NIS1でも保有するネームスペースを使ってできてましたが、あまり有名ではなかった)のが、新しい点だと思います。アドレスやモザイクは永久保有できて、エイリアスのほうに保有期間が自由に設定できるので、使い勝手が良くなっています。またアドレスが複数のエイリアスと関連付けられるのも明記されました。

 

目指せ北海道

この記事を書いた人
趣味はバイクでツーリングしながら、ブログを書いたり、動画配信したりすること。 ラズパイをバイクに積載して、ボタン一つでYoutubeライブ配信できるシステムを作りました。それを発展させて、XEMの価格を常時監視、取引するボットも作って活用してます。子供の頃から技術書を読むのが好きなので、NEMの技術文書を訳したりもしています。 本業は再生医療研究者です。歯の神経の中にいる「歯髄(しずい)細胞」を活用して新しい医療を開拓するために、しずい細胞プロジェクトを推進中。細胞の流通(トレーサビリティー)管理にNEMを使おうと思ってmijin v.2を導入したんですが、コロナで実用化が全然進みません。管理システムの名称は「ShizuiNet」。