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「コミュニティ論とnemlog」の話 

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2018-11-26 21:09:25
「コミュニティ論とnemlog」の話 

佐渡島 庸平 著「WE ARE LONLY, BUT NOT ALONE」を読み終えて、

nemlogのコミュニティの在り方について考えてみました。

 

著者の佐渡島さんは有名人なので説明するまでもないですが、

クリエーターのエージェント会社「コルク」を運営し、

漫画「宇宙兄弟」や「ドラゴン桜」の編集者で知られるヒットメーカーです。

 

私が佐渡島さんを最初に知ったのは2014年放送の「プロフェッショナル仕事の流儀」でしたが、

著書は初めて読みました。

 

「WE ARE LONLY, BUT NOT ALONE」は現代のコミュニティの在り方について、

佐渡島さんの仮説を基にまとめられています。

 

人は自分の意思とは関係なく地域、学校、会社というコミュニティに参加しています。

これらのコミュニティは生活する上で必要なコミュニティである反面、

そのコミュニティに合わせて、自分の心をちょっとだけコントロールせねばならず、

そのちょっとが大きな心理的な負担になることもあると著者は言います。

 

「人間」という言葉が表すように人と人の間で生きているということは、

人は太古の昔からコミュニティを作って生きており、

それは生存競争では有利に働きました。

 

昔から存在するコミュニティは「村社会:地域コミュニティ」が代表するように、

すべてが顔見知りで構成され、他者やコミュニティを脅かす存在は排除され、同調圧力は強く、

そこに「自由」はありませんでしたが、

仕事を失うことや食べれなくなること、そして孤独になることもなく、

ある種の「安心」がそこにはありました。

 

しかし、現在は、結婚する人も減り、子どもを産む人も減ったため、

「核家族」コミュニティが減少し、更には、仕事の自由度が増した分、「会社コミュニティ」の力も弱まっています。

そのため圧倒的に以前より「自由」は増したましたが、

孤独や不安は増えて「安心」が減っているのが現代のコミュニティだと言います。

 

「安心」と「自由」がトレードオフになるなら、あなたはどちらを選びますか?

 

著者はインターネットを介した、「好き」を中心としたコミュニティには、

「安心」と「自由」が共存できるのではないかと仮説を立てます。

 

インターネットによってもたらされた情報の爆発により、

その情報の取捨選択は自分の責任に委ねられるため、

その自由すぎる故の責任の重さは、多くの人を不安にし、不幸にします。

ですので、人はその一つ一つの情報に意思決定をするのではなく、

どのコミュニティに入るのかだけを意思決定するようになればいいのではないかと著者は考えます。

 

そして、その「好き」を軸にした「コミュニティ」へ参加することが「not alone」をもたらし、

更には「自分の役割」を見出すことができます。

そうして、コミュニティメンバーの信頼を軸として、

安心と自由が共存するコミュニティが発展し、それは自身の幸福へと繋がります。

 

ではうまくいっている(発展している)コミュニティの要素とは何か? という問いに、

SHOWROOMの創業者、前田裕二さんの著書「人生の勝算」からコミュニティの5要素を引用して

 

①余白の存在

②常連客の存在

③仮想的を作ること

④秘密やコンテキスト、共通言語を共有すること

⑤共通の目的やベクトルを持つこと

 

を挙げています。

そしてうまくいっているコミュニティは見事にこの5要素に当てはまっていると言います。

 

そこで、この5要素をnemlogのコミュニティに当てはめるてみると・・

 

①余白の存在

nemlogのサービスはまだ発展途上にあり、多くの余白があります。

その余白に対してユーザーが参加して、グッズを作ったり、イラスト書いたり、ルールが整備されたり、

新たなサービスや機能に関しての意見が上がったり、

また、そうした意見についての議論もユーザー同士で起こっています。

そして開発者との距離も近く、余白対してにユーザーが参加することが可能となっていることは大きな強みです。

 

②常連客の存在

ほぼ毎日投稿しているユーザーが一定数確認できるため、こちらも問題なくクリアです。

その一部のユーザーが積極的に投げNEMやイベントの管理も行っており、

好きを中心にコミュニティの運営の一部を担っていることはコミュニティ発展の上では欠かせない存在です。

 

③仮想敵を作ること

一定数いるNEM批判する人の存在でしょうか、またNEMが目指すゆるやかなエコ経済は、

過剰な資本主義に対するアンチテーゼとなっていますので仮想敵は存在しています。

 

④秘密やコンテキスト、共通言語の共有

NEMや投げNEM、ハーベストといった共通言語がすでに存在し、NEMという文脈の中で、

新たな言語やサービスもどんどん生まれています。

 

⑤共通の目的やベクトルを持つ

これはもうそのままNEMの発展とnemberみんなの幸せでしょう!

 

こうして見るとnemlogは非常に優れたコミュニティ設計がされていると言えます。

nemlog記事への批判や炎上といったことはほとんどなく「安心」が担保されている上、

「自由」に書くことに対しても問題なく、温かい雰囲気があります。

 

nemlogの中で記事を書いて、コメントして、投げて、イベント参加して、

そうして行く中で「自分の役割」が自然と出来ていき、

nemlogの中では、その人の役割に対して信用(NEM)が投げられる。

そうしたコアメンバー、参加メンバーの「信用」の積み重ねが未来の信頼へと変わり、

nemlogコミュニティ全体の信頼へと変わる。

信頼は輪が広がるようにゆるやかにインターネットを介して広がっていき、

やがて大きなコミュニティへと成長していきます。

 

本書を読んで、

そんな未来を私は想像することができました。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

参考図書

佐渡島 庸平 著「WE ARE LONRY, BUT NOT ALONE」

前田 裕二 著「人生の勝算」

 

Comment
7zoesan
7zoesan
2018-12-06 08:24:26ID:13861

>>とし兵衛@投げ銭作家::さん
はじめまして!
コメントありがとうございます。
お互いこのコミュニティ発展のため出来ることしていきましょ〜!

としべえ2.0β
としべえ2.0β
2018-12-06 00:39:29ID:13799

初心者ですが、nemlogコミュニティの仲間として楽しくやっていきたいと思いまーす。

7zoesan
7zoesan
2018-11-28 14:07:06ID:12466

>>ZEM🐳ZEM::さん
Yes! not alone !

>>sasuke0025::さん
ほんとにナイスなコミュニティですよね!私も福岡に行きたくなりました笑

sasuke0025
sasuke0025
2018-11-28 13:26:37ID:12462

プラス、ユーザー同志がnemlogの外で繋がって、新しい企画を
nemlog内外で展開しようとしている動きもあるようです。

どのような変化が起こるか楽しみです。

7zoesan
7zoesan
2018-11-26 23:41:36ID:12220

>>shinobu::さん
コメントありがとうございます。
社会との繋がりがあるってことは寿命にも健康にも関連しますしね
こうしたコミュニティの場が今後のセイフティネットになって行くのだと思います。

7zoesan
7zoesan
2018-11-26 23:38:35ID:12219

>>がく::さん

そうですよね、ブログを介したコミュニティが形成されてますよね。
そしてみんなで作っていく雰囲気ある。
きっとコミュニティの始まりってこんな感じなのかもしれませんね。

shinobu
shinobu
2018-11-26 22:22:31ID:12210

ああ、こうゆう大人になってからのコミュニティ関連の記事を出してくださるのをお待ちしておりましたぞい。子供の時には気づけないですが、おっしゃるとおり、大人になる程、コミュニティに属せることのありがたみを感じるんですお(´ω`)

がく
がく
2018-11-26 22:21:06ID:12209

nemlogって不思議な場所ですよね。
ただのブログとは違う、独特の雰囲気
ただ、嫌な雰囲気では全くない

この記事を書いた人
北海道で理学療法士兼スポーツトレーナーとして活動しています。 これまでの臨床経験から得た気づきや学びに関すること、 日々の読書の備忘録など、徒然なるままに健康と幸福と自身の人生観についてアウトプットしていきたいと思います。 NEMはあまり関係ないことが多く、申し訳ありません!! ツイッターもはじめましたので、よかったらフォローお願いいたします。